韓国時代劇「へチ 王座への道」 あらすじ

毎週月曜~金曜 17:00~18:58放送(全24話)
番組概要
「ヘチ」とは善と悪を裁く伝説上の生き物。政治や時勢に流されることなく、法と正義を守る司憲府(サホンブ)の役人は通称「ヘチ」と呼ばれる。
18世紀初頭。第19代王、粛宗(スクチョン)の次男イ・グムは聡明な青年だったが、母の身分が低かったために軽視され、自らも政治に関わらぬように生きてきた。母違いの兄イ・ユンが王位継承者の世子(セジャ)になっていたが、病弱で子どもがおらず、朝廷を牛耳る対立派閥の重臣たちは、代わりに素行の悪い傍系の王族、イ・タンを継承者にしようとたくらんでいた。そんななか、イ・タンの悪行を調査していた司憲府の役人が党争の餌食となって命を落とす。王座への不気味なまでの執着心をみせるイ・タンと、王族を利用して朝廷を掌握しようと画策する各派閥の重臣たち。イ・グムは、権力者が私利私欲のために正義をないがしろにする不公平な世を変えねばならぬと決心。志を同じくする熱血青年パク・ムンスと司憲府に仕える女性ヨジ、町のごろつきのタルムンとともに、万民のための公正な世を作り出すための長く険しい闘いに挑む。
※司憲府・・・役人の違法行為を監督する官庁。現在の検察のような組織。
キャスト・スタッフ
[スタッフ]
監督(演出) イ・ヨンソク
脚本 キム・イヨン
[出演者]
チョン・イル
クォン・ユル
Ara(コ・アラ)
パク・フン
イ・ギョンヨン
チョン・ムンソン
第11話「命を懸けた民の思い」
司憲府にミン・ジノンが現れ、イ・グムの前に役人を殺した少女を突き出す。少女やその所属する殺主(サルチュ)会の犯行を知りながら、隠していたとウィ・ビョンジュに問い詰められたイ・グムは…。一方、パク・ムンスたちは、人身売買を行っていたト・ジグァンを捕らえようと妓楼に乗り込むが、イ・タンに阻まれる。そしてイ・グムが殺主会をかばっていたという報告を受けた王の景宗は…。
第10話「黒い入れ墨の少女」
妓楼で役人が殺害された現場にいたイ・グムは、司憲府のウィ・ビョンジュの命令で、殺害の容疑者として連行されてしまう。取り調べを受けたイ・グムは、役人はすでに殺されていたと犯行を否定するも、目撃した犯人が少女だったことは隠す。やがて王命により、イ・グムは王直属の官庁、義禁府へ移送されることになる。一方、事件のことを知ったイ・タンとユニョンは好機とばかりに動き始め…。
第9話「人の値打ち」
イ・グムは王の世継ぎ・世弟(セジェ)になるが、ほとんどの重臣たちは認めようとしなかった。そうなることを予測していたイ・グムは、王を支える少論派の重臣イ・グァンジャたちのもとに自ら挨拶に行く。パク・ムンスは晴れて念願の司憲府の監察となり、伝統の厳しい新入り訓練に連日耐えていた。そんな中、清国の言葉に堪能なヨジが人身売買に関する捜査で妓楼に潜入することに。
第8話「反撃の序幕」
覆面の集団に襲われたイ・グムをタルムンが助け、良き王を目指すというイ・グムを信じて同志として戦う決心をしたことを伝える。王宮ではイ・グムの母違いの兄である王の景宗が、老論派の重臣キム・チャンジュンらにイ・グムを世継ぎにするよう進言され驚く。景宗はイ・グムが自分から王座を奪おうとしているのではないかと疑念を抱く。一方、その動きを知った老論派のミン・ジノンは、イ・グムが世継ぎになるのを止めようと動く。
第7話「扇動の技術」
役人の登用試験・科挙の不正を暴くことで老論派分裂をはかったイ・グム(延礽君)。老論派の重臣たちが取り調べを受けることになって焦るミン・ジノンに対し、イ・グムは自分も力をつけようと思う、と堂々宣言する。一方ムンスは王の行列を止めて直訴をした罰で棒たたきの刑に遭うが、途中でイ・グムに救われる。ミン・ジノンは不正の調査を中止するよう王の景宗に迫るが…。
第6話「揺らぐ同盟」
王の景宗(キョンジョン)に子どもがいないため、再び世継ぎの座を巡る争いが始まる。王座に執着する王族のイ・タン(密豊君)は、恋人ユニョンを使って王妃に取り入っていた。イ・グム(延礽君)は、老論(ノロン)派の重臣ミン・ジノンに自分も王座を狙い始めたことを明かし、イ・タンに対抗して将来の王座を見据えた行動を起こし始める。一方、パク・ムンスは役人の登用試験、科挙の合格発表を意気揚々と見に行くのだが…。
第5話「再び 生きた者へ」
イ・グム(延礽君)は、父王と弟を亡くし悲しみに暮れる。共に正義を求めた司憲府のハン・ジョンソクも失い、このままでは仲間のパク・ムンスやヨジたちにも危険が及ぶことになり、自分の力の無さを思い知らされる。1年後。イ・グムの母違いの兄、イ・ユンが即位し、王の景宗となっていたが、気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られていた。そんな中、囚人が集団で脱獄する事件が起きる。
第4話「運命がさまよう夜」
老論派の重臣ミン・ジノンの政治力を思い知らされたイ・グム(延礽君)。王位継承者候補である弟のイ・フォン(延齢君)を守るため、共に王族の悪事を暴こうとした司憲府のハン・ジョンソクを窮地に追い込んでしまうことに。事情を知らないパク・ムンスは、イ・グムのよそよそしい態度に戸惑う。一方、王の粛宗は、イ・グムを次の王にしたいと考えていた。
第3話「美徳の不運」
王の次男、イ・グム(延礽君)は、王族のイ・タン(密豊君)による殺人の罪を知る証人として、司憲府に現れる。それでも証拠が不十分だという高官らに、イ・グムは…。一方、イ・タンを王位継承者候補として後押しし、その悪事を隠蔽してきた老論(ノロン)派の長で重臣のミン・ジノンは、タンが無罪となるように策を弄してイ・グムを追い詰めていく。
第2話「あなたの名は」
イ・タン(密豊君)による殺人の証拠を捜していた司憲府のヨジが、タンと部下に見つかり取り囲まれるが、同じくタンの動向を探っていたイ・グム(延礽君)によって助けられ、無事に逃げる。その後イ・グムはヨジと落ち合い、タンの疑惑を話し合ううちにタンがまた殺人を犯したことを確信、ヨジがタンの元から持ち出したものも手掛かりに、ヨジや司憲府の監察を志すパク・ムンスと共に真相を探るのだが…。
第1話「卑しい王子」
時は1719年、朝鮮王朝第19代王粛宗(スクチョン)の治世。王位継承者である王の長男、世子(セジャ)イ・ユンに世継ぎができないことが分かり、次の王位を巡って、素行の悪い傍系の王族イ・タン(密豊君(ミルプングン))を推す老論(ノロン)派と王の三男のイ・フォン(延齢君(ヨルリョングン))を推す少論(ソロン)派の2大党派が激しい争いを繰り広げていた。そのころ、身分の低い母から生まれ冷遇されている王の次男、イ・グム(延礽君(ヨニングン))が都に戻ってくる。
相関図
