ポー川河口のデルタ地帯、ゴリーノは水に囲まれた村だ。
村が生まれたのは、1800年代の後半。それまでは、関所とそのために働く人しか住んでいなかった場所だ。
だが漁をするには便利だから、いつの間にか漁師たちが移り住んで、村になった。
今も、村人の99％は漁をしながら暮らしている。
彼らの暮らしを支えるのは、川の反対側に広がるラグーナで養殖されているアサリ漁だ。