幕末、江戸から明治へ変わる激動の時代。
徳川幕府滅亡を狙う新政府軍は、旧幕府軍と江戸での全面戦争を決定した。
江戸を救うべく、新政府軍・西郷隆盛との交渉に挑んだ男・勝海舟。
常に相手の先の先を読む、驚くべき「交渉術」で、幕末の危機を救った勝。
その裏側で勝をバックアップし、江戸を救った、
三本の矢というべきキーマンたちがいた！

「幕末の三舟」の一人、幕末から明治時代初期にかけて活躍した幕臣、
山岡鉄舟。敵陣に乗り込み、命を懸けて会談に臨んだ鉄舟！
その道中、新政府軍に襲われた鉄舟はいかにして追っ手から逃れたのか？

さらに総攻撃回避に貢献したのが、天璋院篤姫と和宮。
二人が新政府に宛てた徳川存亡のための手紙が残されていた！
その文面から紐解く、徳川の女としての執念と、巧みな交渉術とは？

そして勝海舟の切り札「江戸焦土作戦」には欠かせなかった火消しの棟梁。
江戸を戦火から守るために自分から江戸を焼き尽くす、逆説的な作戦を計画できた裏には、火消したちの全面協力があった。
その作戦の全貌を、コンピュータプログラムを使い徹底捜査！

西郷との頂上会談で新政府軍の江戸総攻撃を中止させた、勝海舟の交渉術とその裏で、勝をアシストしたキーマンたちの活躍の真実に迫る！