番組審議会

第77回 BS日本番組審議会
  • 開催年月日
    2023年2月1日(水)
    開催場所
    日本テレビタワー23階 BS日テレ会議室
    参加した委員(敬称略)6名

    岩井奉信(委員長/日本大学名誉教授)

    輿水泰弘(脚本家)

    品田英雄(日経BPヒット総合研究所 上席研究員)

    田中雅美(シドニーオリンピック銅メダリスト・スポーツコメンテーター)

    原口恵美子(主婦)

    弘兼憲史(漫画家)

    議題
    「安田顕の港町ひとり旅」
    #1 故郷 北海道・小樽~積丹半島編

    放送日
    2022年12月29日(木)よる7時~7時55分放送
  • 議事概要
    番組審議では、委員から次のような意見・感想が述べられました。
    • ドローンの空撮とかで人のアップの凄い表情を押さえにいったと思ったら、凄い雄大な風景の中に安田さんがぽつんといるとかいう押し引きみたいなものが凄かったり、気ままに、赴くままにと言っているのに、実は細かいところに気を遣って作っていて、安田さんの気の遣い過ぎない様子とか、押しつけがましくない感じはこれからのテレビに必要なものじゃないかなと。
    • 例えばバス路線の旅みたいな、ああいう時間との戦いが見せ場の番組とは全く真逆で、じゃこっち行ってみようか、やめようかというか、そういうふらっと感というのが非常に開放感があって良かったと思います。エゾアワビをたくさんいただくシーン、多分、あれは漁師さんの心からの好意であるように見えました。でも、ともすれば陥りがちな図々しい旅みたいな番組がありますから、そういうのはこれから番組制作では気をつけたほうがいいと感じました。
    • こういうひとり旅番組とかタレントさんに寄り掛かって作っているものが結構たくさんあって、今回も旅かと。年寄りだってインパクトを求めているし、もっと冒険してもらいたいです。だって日テレさんなんか『電波少年』みたいなとんでもないのをやっているわけだし、ああいうことをしてくれということではないんですけれども、ああいう精神で、冒険をもうちょっと企画に反映させて、こういう折り目正しいいい番組というのも必要だと思うけれども、何か若い頃に見ていたテレビのハツラツさみたいなものをもう一遍考えていただけるとうれしいなと。