番組審議会
第32回 BS日本番組審議会 議事概要
開催年月日
平成22年1月29日(金)午後4時30分~
開催場所
東京都千代田区二番町14番地 BS日本
出席した委員(敬称略)
藤田 真文(委員長/法政大学教授)
黒鉄 ヒロシ(漫画家)
諸星 裕(桜美林大学教授)
原口 恵美子(主婦)
議題
「スペシャリテ紀行 皿の上の物語」
議事概要
番組審議では、委員から次のような意見・感想が述べられました。
単なる料理番組というより、人間ドキュメンタリー的な感じがした。
生産者と料理人が刺激し合って、本物をつくり出すエピソードとか、スペシャリテを味わうゲストとか、フランスから来ているシェフとか、いろいろうまく入っていて、退屈しないで、ゆっくりとした感じで見ることができた。
きっと各局がいろいろなコンセプトを持って、同じような番組をつくると思うので、その中で差別化、目立つものをつくるのは本当に大変だ。
これなら結構だなと思う。ただ、たとえば魯山人のような毒のある人、食にまつわる人を各コーナーで紹介すれば、恐いもの見たさで、釘づけになるんじゃないか。
圧倒的大多数の人に、そこに行って食べてみようと思わせる番組ではないだろう。地方、地方で頑張っている人生のドラマというふうに見た。番組としては余り記憶に残らないかも。すらっと入って、すらっとそのまま出ていってしまったというのが正直なところ。
本場のミシュランは地方までやっているが、日本ではまだ大都市だけ。地方の掘り起こしという意味では、すごくいい。広島編では、シェフの生い立ちから修行時代、どういう思いで修行してきたのかという人生を絡めて構成している。地元の牡蠣業者のところへ行っていろいろ確かめたりと、飽きさせないつくりだった。
BS日本から
ロケ候補は、雑誌とかに取り上げられた有名店はあえて外そうということで、リサーチだけは徹底して全国を対象にやっています。旅人についても、タレントより、地元に何らかの形で縁のある人選で進めていきたいと思っております。いろいろとありがとうございました。