番組審議会

第87回 BS日本番組審議会
  • 開催年月日
    2025年10月9日(木)
    開催場所
    日本テレビタワー23階 BS日テレ会議室
    参加委員の氏名(敬称略)5名

    岩井奉信(委員長/日本大学名誉教授)

    輿水泰弘(脚本家)

    品田英雄(日経BPヒット総合研究所 上席研究員)

    原口恵美子(主婦)

    弘兼憲史(漫画家)

    議題
    番組審議
    「令和サスペンス劇場「六角心平」」京都殺人事件簿
    2025年3月29日(土)よる7時~8時55分
  • 議事概要
    番組審議では、委員から次のような意見・感想が述べられました。
    • サスペンス劇場が令和の時代によみがえってというテーマがあり、京都を舞台にして色々サスペンスが起きますと。オンラインカジノや半グレみたいな現代のものを取り込んで、新しいものを作るんだという意気込みは凄く感じました。一方で、ちょっと違和感があったのは、「仕事も亭主もクビになり」というのは、今の60代の男の人たちがこの気持ちを共有できるかというと、ちょっと難しい。結局、狙っているお客様が誰か、そのお客様に喜ばれるような空気感テンポ感というのが、見る人の気持ちをくんで今風にしていただくと、もっと良くなる。
    • 私は、あと2年で80歳という世代ですけれども、こういうお約束のドラマというのは、昔余り見なかったんですが、今回、この年になって見ると面白いんじゃないかという気がしました。殺人事件をテーマにしたドラマですけれども、全体にコミカルタッチで、家族でリラックスして楽しめるストーリー。各所に京都の名所、景、食べ物、そして方言などを散りばめてあって、京都らしさがあり、ご当地サスペンスの常道を行く演出だったと思います。
    • 全体的には王道を行っていて、多分安心して見ていられる。それから(俳優の)船越さんが非常に落ちついた感じで年相当の人物になっているところは、良かったのではないかな。話が飛ぶところがあったので、この辺はもう少し丁寧に作られるべきではないかなという感じがあった。これから先(シリーズ化なら)、船越さんが抱えているというか、背景に持っているものがどう展開していくのか、多少楽しみがあるなという感じはしました。