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#411 天才仏師・運慶に迫る!横須賀美術館「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」展
〜なぜ横須賀に運慶仏が!?もうひとつの鎌倉殿の物語〜
2022年08月09日 初回放送
三浦半島での運慶、その謎に迫る

今回は、鎌倉時代に活躍した天才仏師・運慶の傑作を見に、神奈川県の横須賀市へ!なぜ、運慶の名作が横須賀にあるのか!?実は、東大寺南大門の金剛力士像を造る前、10年間ほど三浦半島で活動していたと言われているのです。しかも、鎌倉幕府とその御家人たちの御用仏師のような役割を果たしていたとも考えられています。まず訪れたのは、浄楽寺。鎌倉幕府の有力な御家人の1人である和田義盛ゆかりのお寺です。このお寺は、なんと運慶作の仏像を5体も所蔵。運慶作で残っている31体のうちの、5体なだけに超貴重!ぶら美メンバーは阿弥陀三尊を拝見。実は、運慶作の阿弥陀三尊で、現存するのはここだけだとか。続いて、横須賀美術館で開催中の「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」展へ。横須賀市にある運慶と運慶工房が手掛けたとされる仏像など、重要文化財が17体という豪華版です。中でも運慶作「不動明王立像」と「毘沙門天立像」は、その躍動感、隙のない造形美や表情など運慶仏の魅力が全て揃っているとも言われる傑作です。まだまだ謎の多い三浦半島での運慶。最新の情報を交えながら、天才の若き10年間に迫ります。

らぶらぶ美術館

運慶が東国にいたのは10年前後。「仏像ファンは、鎌倉ではなく横須賀に行け」といわれるほど、運慶に限らず、古い仏像が三浦半島には残っているといいます。水晶を使った玉眼を広めたのは、運慶や慶派の仏師といいますが、人間に近い表現になるために、あえて如来や菩薩には玉眼を入れなかったのだそうです。静謐な表情、躍動感あふれる力強さ、様々な運慶作品を拝見することができました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

運慶仏Tシャツ 
浄楽寺の運慶仏5体がTシャツになりました!モノクロシルエットが使いやすくてお洒落!サイズはS、M、Lの3サイズです。運慶作のお像が5体も胸にいると身が引き締まりますね。

information

横須賀美術館 開館15周年記念 運慶 鎌倉幕府と三浦一族
2022年9月4日 (日)まで
  • 開館時間
    10:00~18:00
     
  • 休館日
    8月1日(月)
     
  • 観覧料(税込)
    一般:1000円(800円)
    高校生・大学生・65歳以上:800円(640円)
    中学生以下:無料
    ※( )は20名以上の団体料金
    ※高校生(市内在住または在学に限る)は無料
    ※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1名様は無料
    ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい。
     
  • 場所
    神奈川県横須賀市鴨居4-1
     
  • 電話
    046-845-1211(代表)
     
浄楽寺 運慶仏拝観
  • 拝観時間
    10:00~15:00
     
  • 休日
    なし
     
  • 拝観志納金
    大人:500円
    小学生以下:無料
    ※一週間以上前に要予約
    ※雨天時の参拝はお寺の判断でお断りさせていただきます。
    ※お盆・彼岸の拝観はお断りしております。
    ※境内、本堂へのお参りに予約は必要ありません。
    ※2022年12月1日まで​運慶展のため、阿弥陀三尊像のみ拝観可能となります。
    ※詳しくはHPをご覧下さい。
     
  • 場所
    神奈川県横須賀市芦名2-30-5
     
  • 電話
    046-856-8622
     
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