放送ラインナップ

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#328 明治の名建築!日本銀行本館と貨幣博物館
〜日本近代建築の父・辰野金吾の名作と、目からウロコのお金の歴史〜
2019年11月12日 放送
名建築とお金の歴史をぶらぶら流に楽しむ1時間

今回は名建築を求めて、日本橋へ!日本近代建築の父と言われる辰野金吾が設計した日本銀行本館をぶらぶらします。明治29年に完成した日銀本館は、ベルギーやイギリスの中央銀行に倣った西洋風の古典主義建築。ですが、一見石造りに見えて実は内側が煉瓦造り。そして、1階と2階とで重量の違う石を使用している…などなど、地震大国日本に即した辰野金吾の工夫が満載なのです。名建築を堪能した後は、日本銀行の中にある貨幣博物館へ。今年は辰野金吾の没後100年ということで、特別展「辰野金吾と日本銀行」が開催中。辰野金吾と言えば「東京駅」設計のイメージが強いかもしれませんが、日銀の本店・支店の建築に関与した期間は実に25年!辰野の建築家人生の重要なパートを占めているのです。どのような歩みを経て日銀を設計するに至ったか、これまで知られていなかった資料と共にその人生を辿ります。さらに、常設展では日本のお金の歴史を紹介!名建築から始まり、目からウロコのお金の話も楽しめる1時間です。

らぶらぶ美術館

唯一の発券銀行である日本銀行の中庭を見学させていただいた後に、貨幣博物館を訪れたことで、お金の歴史を知ることができました。富本銭や和同開珎など古代の貨幣は学校で習いますが、その後およそ650年の間、貨幣が使われていなかったこと、また貨幣を復活させたのが人民であり、当初は政府は認めていなかったなど、眼から鱗の内容でした。

今回のおすすめミュージアムグッズ

ボールペン&シャープペンセット
日本銀行見学記念ロゴがプリントされた透明なペン軸の中に「使い終わったお札」の裁断片が入っています。千円・五千円・一万円札はもちろん、ごくまれに旧札も入っているんだそう。お金の流通を管理している日本銀行だからこそ作れるミュージアムグッズ。裁断片を取り出してつなぎ合わせちゃダメですよ。

information

日本銀行本店見学
  • 見学日
    毎週月曜日~金曜日(ただし、祝日、年末年始<12月29日~1月4日>を除く)
    ※日本銀行の業務等の事情により、見学案内を実施しないことがあります。
  • 見学時間
    (1)9:45~10:45、(2)10:45~11:45、(3)13:45~14:45、(4)14:45~15:45
  • 定員
    各回22名(先着順)
  • 対象
    小学校5年生以上の方(ただし小学生は保護者の同伴が必要)
  • 料金
    無料
  • 予約
    事前予約が必要です
貨幣博物館
辰野金吾没後100年特別展      辰野金吾と日本銀行―日本近代建築のパイオニア―
2019年12月8日(日)まで    
  • 開館時間
    9:30~16:30
    ※最終入館は16:00まで
  • 休館日
    月曜日(ただし、祝休日は開館)
  • 入館料
    無料
  • 場所
    東京都中央区日本橋本石町1-3-1(日本銀行分館内)
  • 電話
    03-3277-3037
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