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今回は、東京国立近代美術館で開催中の「高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの」へ。
昨年4月、82歳で亡くなった高畑勲さんの偉業を振り返る回顧展です。高畑さんは宮崎駿さんと共に日本のアニメーション史において、数々の画期的な演出手法を生み出し、世界に誇る「日本のアニメーション」の礎を築いてきた名監督。今回のぶらぶらでは、その演出手法を深掘り!作品を見るだけではなかなかわからない、高畑さんの「表現の改革」に焦点をあてます。例えば高畑さんの長編アニメーション初監督作品「太陽の王子 ホルスの大冒険」、若手スタッフだった宮崎さんとの共同作業から、次々と新しいアイデアが誕生。ジブリ作品のルーツが見える名作の舞台裏とは。「アルプスの少女ハイジ」では、高畑=宮崎コンビが作った「レイアウトシステム」に注目。そして遺作「かぐや姫の物語」では高畑さんが行き着いた、線で描くアニメーションを解説します。
「今、大人がアニメを見るのは当たり前」ーそんな文化が醸成されたのは、高畑さんの功績といっても過言ではありません。名作をたどりながら、日本のアニメーションの幅と可能性を広げ続けた高畑さんの挑戦に迫ります。
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