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今回のぶらぶらは、昨年開館25周年を迎えた千葉市美術館へ初訪問。
まずは美術館1階の「さや堂」ホールを見学。なんと、昭和2年建造の歴史ある名建築が、美術館の建物にすっぽり覆われるような形で保存されているのです。もとは、旧川崎銀行千葉支店だった建物で、戦前の都市型銀行の多くが採用していた「ネオ・ルネッサンス様式」が特徴。その豪華な造りをじっくり堪能。
続いて一行は、美術館で開催中の「田中一村展 -千葉市美術館収蔵全作品」へ。田中一村は、「昭和の若冲」「南の琳派」「日本のゴーギャン」とも称される、今最も注目されている日本画家。特に50歳になってから単身、奄美大島に渡り、その奄美の自然、動植物を描いた独特の味わいを持つ作風が人気です。今回は千葉市美術館が所蔵する約130点の作品全てを公開するというなんとも贅沢な展覧会。神童と呼ばれた幼少期の作品から、奄美で亡くなる前に描いた代表作「アダンの海辺」まで、全時代の作品を追います。一村がどのように絵に向き合い技術を磨き続けたのか、そして、たどりついた奄美大島でどのようにして自身の画風を完成させたのか、波乱の人生とともにたどります。
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