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#412 国宝級傑作が里帰り!「ボストン美術館展 芸術×力」
〜海を渡った国宝級“二大絵巻”が揃ってお目見え!“美の殿堂”が誇る珠玉のコレクション〜
2022年08月16日 初回放送
ボストンから国宝級傑作が里帰り

今回のぶらぶらは、東京・上野の東京都美術館で開催中の「ボストン美術館展 芸術×力」へ!ボストン美術館といえば、質・量ともに、世界随一の日本美術のコレクションを収蔵する美術館でもあります。注目は、平治の乱をテーマにダイナミックな戦いの様子を描いた「平治物語絵巻」。そして、遣唐使・吉備真備の活躍を描いた「吉備大臣入唐絵巻」の二つの絵巻。日本に残されていれば“国宝間違いなし!”とも言われる“二大絵巻”が、揃って里帰りを果たしました。さらに、今回が日本初公開となる増山雪斎が描いた「孔雀図」。実は雪斎、プロの絵師ではなく伊勢長島藩を治めた大名でした。本展の為に約1年をかけて修復。蘇った色鮮やかさにも、ぜひご注目ください。他にも、“世界で最も裕福な女性の一人と言われたアメリカの大富豪が所有した、60カラットもの大粒のエメラルドのブローチや、ドイツ最大の画家と呼ばれるデューラーの版画の大作も、必見です。世界中の権力者たちは、その“力”を維持し、そして誇示する為に、古くから”芸術の力“を利用してきました。そうした”権力“と共にあった”芸術の歴史“を、アメリカが誇る”美の殿堂“ボストン美術館の、選りすぐりの作品を通して紐解いていきます。

らぶらぶ美術館

権力を示すために使われる芸術の力とは。ヨーロッパの肖像画は、権力者の姿を大きく描くことで、権力を示しますが、「平治物語絵巻」には、上皇の姿はどこにも描かれていません。日本の隠すことで威厳を示すという文化が垣間見れます。優れた日本美術で有名なボストン美術館ですが、古今東西の文化を包括して楽しむことができました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

手拭い絵巻
日本にあれば国宝間違いなしの「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」が手ぬぐいになりました。芯棒に手ぬぐいを巻き取るとまるで巻物に!手ぬぐいとして使うときは芯棒を取り外せるので使い勝手もGOOD!使うたびに平安時代へ「巻き戻っちゃう」かもしれませんね。

information

東京都美術館 ボストン美術館展 芸術×力
2022年10月2日 (日)まで
  • 開室時間
    9:30~17:30
    ※金曜日は20:00まで開室(入室は閉室の30分前まで)
     
  • 休室日
    月曜日、9月20日(火)
    ※8月22日(月)、29日(月)、9月12日(月)、19日(月・祝)、26日(月)は開室
     
  • 観覧料(税込)
    本展は日時指定予約制です。
    一般:2000円
    大学生・専門学校生:1300円
    65歳以上:1400円
    ※高校生以下は無料(日時指定予約が必要です)
    ※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(日時指定予約は不要です)
    ※未就学児は日時指定予約不要です
    ※高校生、大学生・専門学校生、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものをご提示ください。
    ※オンライン・プレイガイドでの予約が難しい方を対象に当日の入場枠を設けておりますが、ご来場時に予定枚数が終了している場合があります。 ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい。
     
  • 場所
    東京都台東区上野公園8-36
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
     
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