放送ラインナップ

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#370 東京都美術館 「没後70年 吉田博展」
〜ダイアナ妃も愛した木版画家、超絶技巧で魅せた世界百景〜
2021年02月16日 放送
“絵の鬼”吉田博、究極の木版画

今回のぶらぶらは、上野で豪華2本立て!まずは、東博・表慶館で開催中の特別展「日本のたてもの ー 自然素材を活かす伝統の技と知恵」へ。歴史的建造物の文化財修理で分かった成果を記録したり、人々に深く理解してもらうために、文化庁が1960年から始めた「模造事業」。今回は、宮大工や職人達の手で、細部まで本物そっくりに作られた法隆寺五重塔を始め、東福寺三門や松本城など、国宝・重文建築の模型約20点が一挙に公開中です。実際の建築では見る事の出来ない位置から、精巧な模型を覗けば、古代から伝わる日本の建築の特徴や技、そして魅力を存分に堪能出来ます。続いて一行は東京都美術館で開催中の「没後70年 吉田博展」へ。吉田博は、あのダイアナ妃や、精神科医フロイトにも愛された事で知られる、今、注目の木版画家です。49歳で突如木版画に目覚め、西洋画の写実性と伝統的な木版技術の融合を目指します。一体どうやって?とぶら美メンバーも感嘆した版画技法を詳しく解説します。高山を愛し、世界を旅しながら描き続けた、”絵の鬼”こと吉田博の生涯と、魂の込もった、独特の木版画世界をたっぷりと味わいます。

らぶらぶ美術館

黒田清輝が立ち上げた白馬会に対抗してアメリカへと渡った吉田博。アメリカの風景を始め、日本の浮世絵とは一味違う木版画は、自ら身につけた技術。反骨精神とバイタリティを感じます。普通の木版画の倍近い作品《渓流》は、水の表現が細かすぎて、「絵の鬼」と呼ばれた所以がよくわかる作品でした。

今回のおすすめミュージアムグッズ

風呂敷
人気作品《光る海》と《朝日》が風呂敷に!縦横70cmの使いやすいサイズで、包んだ時に見える青や水色の絶妙なグラデーションがとっても素敵。ほとんどトリミングすることなく作品そのままがデザインされているので、風呂敷だけではなく、インテリアとしてお部屋に飾ってもいいですね。

information

東京都美術館 
没後70年 吉田博展
2021年3月28日(日)まで

※開催情報は変更になる可能性がございます

  • 開室時間
    9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
     
  • 休室日
    月曜日
     
  • 観覧料
    一般:1600円
    大学生・専門学校生:1300円
    高校生:800円
    65歳以上:1000円
    ※中学生以下は無料(証明できるものをご持参ください)
    ※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料。いずれも証明できるものをご持参ください
    ※事前予約なしでご覧いただけます
     混雑時には入場制限を行う場合がありますので、ご了承ください
    ※土、日曜日、祝日および会期末は混雑が予想されますので、平日または会期前半のご来場をお勧めします
     
  • 場所
    東京都台東区上野公園8-36
     
  • 電話
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
     
東京国立博物館 表慶館
特別展「日本のたてもの―自然素材を活かす伝統の技と知恵」
2021年2月21日(日)まで

※開催情報は変更になる可能性がございます

  • 開館時間
    9:30~17:00
    ※政府から緊急事態宣言が出されたため、当面の間、夜間開館中止
     
  • 休館日
    月曜日
     
  • 日時指定券
    混雑緩和のため、本展では事前予約制(日時指定券)を導入します
    入場にあたって、すべてのお客様はオンラインでの日時指定券の予約が必要です
    一般:1500円
    大学生:1000円
    高校生:600円
    ※中学生以下及び障がい者とその介護者1名は無料
     ただし、オンラインでの「日時指定券」の予約が必要です
     入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください
    ※本展では、スムーズな運営を図るため、各種割引を無効とさせていただきます
    ※特別展観覧料で、特別展ご観覧の当日に限り総合文化展もご覧いただけます
    ※詳細は展覧会公式サイトをご確認ください
     
  • 場所
    東京都台東区上野公園13-9
     
  • 電話
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
     
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