放送ラインナップ
今回は、1970年に32歳という若さで病死した夭折の農民画家・神田日勝(かんだにっしょう)の回顧展へ。
北海道・十勝で農業をやりながら絵画に取り組み続け独自のリアリズムを切り拓いた画家ですが、この展覧会を見ていくと「農民画家」という一言では括れない、さまざまな試行錯誤や展開・魅力が見えてきます。
清々しい風景画。真っ黒なゴミ箱。死んだ馬。カラフルなアトリエ…。同じ画家が描いたとは思えないほど、短い人生の中で画風を変えた神田日勝。時代に翻弄されつつも唯一無二の存在感のある絵を作り出しました。15年の画業の変遷を追いながら、どうやって日勝芸術が生まれていったかのを深掘りしていきます。
最晩年に描かれた最後の完成作「室内風景」-日勝ファンである現代作家・奈良美智さんが惚れ込んだという、その訳は?未完成のままアトリエに遺されていた絶筆「馬」。そこには日勝の描き方の秘密が残されていました。
ぶらぶら初となるリモート収録で、みなさんも一緒にバーチャル展覧会をお楽しみください!
今回のおすすめミュージアムグッズ
information
東京ステーションギャラリー 神田日勝 大地への筆触
2020年6月28日(日)まで