放送ラインナップ
今回のぶらぶらは、東京・府中市美術館へ。毎回ユニークな企画展で話題を呼ぶ府中市美術館で現在開催されているのが「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」展。日本は動物絵画の宝庫。その動物絵画を「ふしぎ・かわいい・へそまがり」という切り口で紹介、さらに西洋の動物の絵と見比べることで、その土壌を育んだ背景や歴史を探ろうという試みです。日本人が平安時代から親しんできたお釈迦様入滅を描いた「涅槃図」に、本家・インドや中国で見られるよりも、日本ではより多くの動物が描かれていた…そのワケとは?円山応挙の代名詞である子犬の絵。どうしてこんなに「かわいい」のか?そこには、技術だけではない、応挙の凄さが隠されていました。番組の後半では、徳川幕府三代将軍・家光直筆のゆる~い絵も登場!そのヘンテコな「兎図」や「鳳凰図」に加え、去年見つかったばかりの作品も登場!期待を裏切らない、脱力系の迷作⁉と思いきや、家光が持っていたとされる「禅の心」の解説を伺うと、見え方が変わってしまうのです。日本の文化、ヨーロッパの文化がそれぞれ育んだ独自の動物へのまなざしが味わえる、奥深い動物絵画の世界へ、ぜひご一緒に!
今回のおすすめミュージアムグッズ
information
らぶらぶ美術館