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今回は、練馬区立美術館で開催中の「本と絵画の800年」展を鑑賞します。吉野石膏所蔵の絵画コレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有するヨーロッパの貴重書を、同時に楽しむ事が出来る初めての機会です。注目は、活版印刷が生まれる以前、写字生らの手によって写された彩色写本の数々。中には12世紀イタリアで作られた「巨大聖書」の一部や、金よりも高価だったというウルトラマリン の顔料を惜しげもなく使った豪華な「時祷書」など、滅多に観られない貴重な品々も。また、印象派の画家カミーユ・ピサロの息子リュシアンが設立した印刷工房エラニー・プレス から出版された、美しい本の数々も一堂に。さらに、ルノワールやゴッホ、シャガールを始めとする西洋画家や、渡辺省亭、上村松園といった人気日本画家の作品など、本と絵画の結びつきに注目して選ばれた約200点の作品を一挙公開。12世紀の写本から近代の絵画まで、800年に渡る本と絵画の関係を紐解く、ユニークな切り口の展覧会です。
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らぶらぶ美術館