放送ラインナップ

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#431 練馬区立美術館「本と絵画の800年」展
〜12世紀の“巨大聖書”からゴッホ、シャガールまで!本と絵画の歴史を辿る〜
2023年3月21日 放送
本と絵画の800年の関係

今回は、練馬区立美術館で開催中の「本と絵画の800年」展を鑑賞します。吉野石膏所蔵の絵画コレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有するヨーロッパの貴重書を、同時に楽しむ事が出来る初めての機会です。注目は、活版印刷が生まれる以前、写字生らの手によって写された彩色写本の数々。中には12世紀イタリアで作られた「巨大聖書」の一部や、金よりも高価だったというウルトラマリン の顔料を惜しげもなく使った豪華な「時祷書」など、滅多に観られない貴重な品々も。また、印象派の画家カミーユ・ピサロの息子リュシアンが設立した印刷工房エラニー・プレス から出版された、美しい本の数々も一堂に。さらに、ルノワールやゴッホ、シャガールを始めとする西洋画家や、渡辺省亭、上村松園といった人気日本画家の作品など、本と絵画の結びつきに注目して選ばれた約200点の作品を一挙公開。12世紀の写本から近代の絵画まで、800年に渡る本と絵画の関係を紐解く、ユニークな切り口の展覧会です。

らぶらぶ美術館

写本から活版印刷へと移りゆく、本の歴史を目の当たりにしました。映画『薔薇の名前』では、修道院で制作される写本の様子が描かれていますが、この度、羊皮紙に触れたり、写字台のレプリカを見ることで、写本をより身近に感じることができました。一方、19世紀のイギリスでは、小規模ながらデザインや素材にこだわったプライベート・プレスが流行。ピサロの息子が手がけたエラニー・プレスからも美しい本が出版されました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

しおり
展覧会オリジナルデザインのしおり。展示されている書物がそのまましおりになっています。丈夫で発色が良く、環境に優しいユポ紙を使用しており、ポストカードのようにそのまま飾ってもOK!

information

練馬区立美術館 本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション
2023年4月16日(日)まで
  • 開館時間
    10:30~18:00(入館は17:30まで)
     
  • 休館日
    月曜日
     
  • 入場料
    一般:1000円
    高校・大学生および65歳~74歳:800円
    中学生以下および75歳以上:無料
    ※障がい者 一般:500円、高校・大学生:400円、
    ※団体(20名以上)一般:800円、高校・大学生:700円
    ※一般以外のチケットをお買い求めの際は、証明できるものをご提示ください。
    ※障がいがある方の付き添いでお越しの場合、1名様までは障がい者料金でご観覧いただけます。
    ※詳しくは美術館HPをご覧下さい。
     
  • 場所
    東京都練馬区貫井1-36-16
     
  • 電話
    03-3577-1821
     
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