放送ラインナップ

放送ラインナップ

#403 今年イチオシ!メトロポリタン美術館展・後編
〜フェルメールから印象派の巨匠たちまで!「西洋絵画の500年」完結篇〜
2022年03月29日 放送
教科書レベルの作品だらけ。メトロポリタン美術館展完結編

ぶらぶら美術・博物館、2週にわたってのスペシャル企画。国立新美術館で開催中の「メトロポリタン美術館展」。そのテーマは、「西洋絵画の500年」。2週目は、個性的宗教画家、エル・グレコ、バロックのルーベンス、フェルメールからポスト印象派までを一気に。エル・グレコは、グニャグニャ人体の斬新な宗教画。そのフォルムと色のセンスに、メンバーは驚嘆です。そして、フェルメールの「信仰の寓意」も堪能。フェルメールの題材では珍しい寓意画。風俗画とは違う不思議な図柄にぶらぶらメンバーも興味津々。続いては、激動のフランス絵画の変遷へ。まずはフランス近代絵画の父・プッサンの傑作を鑑賞。これがフランスの絵画界の規範となり、本流となっていきます。その理由とは?その流れをくむアカデミズムの重鎮、ジェロームの代表作「ピュグマリオンとガラテア」や、革新者であり写実主義のクールベの作品も鑑賞。そして、印象派。ルノワールの美少女を描いた2作に、ドガの踊り子。続くポスト印象派は、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ。さらに、20世紀抽象絵画の萌芽を感じさせる、モネの「睡蓮」まで!まさに、教科書レベルの巨匠だらけ。「西洋絵画500年」名画の旅、完結編をお楽しみに。

らぶらぶ美術館

今回の展示でわかりやすかったのが、「巨匠の絵の見比べコーナー」。ルーベンスとプッサンの見比べでは、後に続く「色彩と素描どちらが大事か」という論争の原型をみることができます。色彩と素描の対比は西洋絵画の歴史に脈々と受け継がれ、19世紀にはドラクロワが色彩、アングルが素描という対比が生まれました。

information

国立新美術館
メトロポリタン美術館展
西洋絵画の500年
2022年5月30日(月)まで
  • 開館時間
    10:00〜18:00
    ※毎週金・土曜日は20:00まで
    ※入場は閉館の30分前まで
     
  • 休館日
    毎週火曜日※ただし5月3日(火・祝)は開館
     
  • チケット
    混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入します
    電話などでのご予約は受付しておりません
     
  • 観覧料(税込)
    一般:2100円
    大学生:1400円
    高校生:1000円
    ※中学生以下は入場無料
    ※団体券の販売はありません
    ※障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料
    ※当日のみ有効のチケットを販売しておりますが、ご来館時に予定枚数が終了している場合もあります
    ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい
     
  • 場所
    東京都港区六本木7-22-2
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
     
シェア
LINE