放送ラインナップ
今回のぶらぶらは、フランス旅行がテーマ。まずは、上野駅の駅ビルにあるフレンチレストラン「ブラッスリーレカン」へ。もともと昭和7年に作られた皇族方が電車を待つ間に利用した貴賓室で、アールヌーボー風のシャンデリアや大理石で出来た暖炉は、当時のまま残されています。そんな歴史あるお店で、そば粉を使ったガレットを頂きます。続いて、ガレット発祥の地であるブルターニュをテーマにした展覧会、国立西洋美術館で開催中の「憧憬の地 ブルターニュ」を鑑賞します。ブルターニュ地方は、イギリスから移住したケルト人によって開拓され、16世紀初めまでブルターニュ公国という独立国でした。フランスに併合後も、ケルト文化をルーツにした独自の風習や生活様式、断崖の連なる海岸や岩がゴロゴロしている荒野など雄大な風景、古代の遺構や中近世のキリスト教モニュメントなどが残され、異郷の地とされていました。そんなブルターニュに、19世紀から20世紀はじめにかけて、フランスのモネやゴーガン、ルドン、イギリスのターナー、日本からも黒田清輝や、藤田嗣治など、多くの画家たちが、新しい画題を求めて訪問、この地を描きました。世界の有名画家が描いた作品を通じて、ブルターニュへの旅気分を味わってみてください。
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