放送ラインナップ

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#376 府中市美術館「与謝蕪村展“ぎこちない”を芸術にした画家」 
〜江戸三大俳人・蕪村の趣ある絵画 ヘタウマの元祖、ここにあり!?〜
2021年04月20日 放送
与謝蕪村の真の魅力がわかる!

今回は、東京・府中市をぶらぶら。
府中市では、「彫刻のあるまちづくり」事業によって、町のいたるところでパブリックアートが見られるんです。街中の公園に現われたのは、「せんとくん」の生みの親である、彫刻家・籔内佐斗司さんの作品。かわいらしい童子が駆け回る彫刻は、子供に人気なんだそうです。
そして、アート散歩をしながら向かったのは、府中市美術館。今、こちらで、ちょっと変わった「与謝蕪村」展が開催中。テーマは、「『ぎこちない』を芸術にした画家」。俳画家として有名な蕪村ですが、描かれる線はどこか頼りなく、「ぎこちない」「拙い」と言われることもしばしば。ちょっと気持ち悪い老人の絵や、体のバランスがおかしい鹿の絵など、確かにツッコミどころが満載!それってつまり、ヘタってこと・・・?なんて思うかもしれませんが、実はそんなことはありません!じっくり見ていると、蕪村が生涯貫いた「ぎこちなさ」へのこだわりが見えてきます。これは天然なのか、演出なのか!?あなたは、どう見る?

らぶらぶ美術館

春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな  与謝蕪村の有名な歌ですが、穏やかというよりは、波が大きく打ち寄せては返すという力強い表現なのだそう。俳画があることによって実際の様子が伝わってきます。蕪村はこのような歌と絵の組み合わせだけでなく、屏風など大きな作品も手掛けていることに驚きました。あえて「ぎこちなく」描くことで山水画などに独自の温かさが加えられています。

今回のおすすめミュージアムグッズ

てのひら まめ びょうぶ
府中市美術館の毎年恒例「春の江戸絵画まつり」定番、大人気の手作りコーナー(無料)。今回はスタンプで作るミニ屏風が登場。かわいいゆるキャラからちょっと不気味な絵まで、蕪村の”ぎこちなさ”あふれる絵がオリジナルスタンプに。あなたはどんな屏風を作りますか?    

information

府中市美術館 
春の江戸絵画まつり
与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家
2021年5月9日(日)まで
  • 開館時間
    10:00~17:00
    ※入場は午後4時30分まで
     
  • 休館日
    月曜日(5月3日は開館)
     
    • 観覧料
      一般:700円(560円)
      高校生・大学生:350円(280円)
      小学生・中学生:150円(120円)
      ※( )内は20名以上の団体料金
      ※未就学児および障がい者手帳等をお持ちの方は無料
      ※府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料
      ※観覧券をお求めいただくと、2度目は半額になる割引券がついています(本展1回限り有効)
       
  • 場所
    東京都府中市浅間町1-3
     
  • 電話
    042-336-3371(代表)
     
桜通り広場公園 童々広場
  • 時間
    何時でもご利用出来ます
     
  • 場所
    東京都府中市寿町1-12
     
  • 電話
    042-336-3371
     
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