放送ラインナップ

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#329 晩秋のアート散歩!東博「文化財よ、永遠に」西美「ハプスブルク展」
〜時を超えてよみがえる仏像と華麗なる一族の至宝〜
2019年11月19日 放送
上野で日本・西洋の歴史を名品で体感!

今回は、上野で2つの展覧会を巡ります。まずは、東京国立博物館で開催中の「文化財よ、永遠に」展へ。東日本大震災などの自然災害や、経年劣化で傷ついてしまった仏像の修復にスポットを当てた展覧会です。修復で分かった新事実や、最新の修復技術も紹介!お馴染み学芸員の丸山さんと、修復師の明珍さんが徹底解説します。 続いては、国立西洋美術館の「ハプスブルク展」へ。数百年にわたりヨーロッパの中心に君臨し続けたハプスブルク家。その栄華を極めた一族が集めた超豪華なコレクションが展示されています。日本では見る機会の少ない西洋の甲冑や、水晶と金、ルビーでできたなんとも豪華なフォークとスプーン、解毒効果があるとされた杯、マリー・アントワネットが母マリア・テレジアに贈った肖像画など、種類も様々。目玉は、スペイン絵画の巨匠ベラスケスの描いた晩年の傑作「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」。幼さと風格が同居する王女の姿…じつはこれ、ただの肖像画ではありません。王女の成長ぶりを結婚相手に伝える近況報告に描かれたものだったのです。華麗なる一族の至宝をじっくり堪能します。    

らぶらぶ美術館

仏像をはじめ日本の文化財は、いつの状態を基準に修復されているのか?ずっと疑問に思っていたことが、「現状維持が基本的な修復理念」とお聞きし氷解しました。ハプスブルク展では、日本とオーストリアの国交150周年の今年に見た、クリムトなどウィーン関連のアートを思い出しながら、ハプスブルク家が築いた一大帝国に想いを馳せました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

スマホケース
ハンドメイドのアクセサリーブランド「Candy Meow」とのコラボでこの「ハプスブルク展」のために作成されたオリジナルスマホケースです。デザインはCandy Meow定番のレース柄で、エリザベト、マリー・アントワネット、マルガリータ・テレサの絵画をモチーフに上品に仕上げられています。会場でしか手に入らない他にはない限定グッズです。

information

東京国立博物館
住友財団修復助成30年記念 特別企画「文化財よ、永遠に」
2019年12月1日(日)まで
  • 開館時間
    9:30~17:00
    ※金曜、土曜は21:00まで開館
    ※入館は閉館の30分前まで
  • 休館日
    月曜日
  • 観覧料
    一般:620円(520円)
    大学生:410円(310円)
    ※高校生以下および満18歳未満,満70歳以上の方は無料
       入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳,健康保険証,運転免許証など)をご提示
    ※障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示
    ※( )は20名以上の団体料金
  • 場所
    東京都台東区上野公園13-9
  • 電話
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
国立西洋美術館
日本・オーストリア友好150周年記念
ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史
2020年1月26日(日)まで    
  • 営業時間
    9:30~17:30
    ※毎週金・土曜日:9:30~20:00
    ※入館は閉館の30分前まで
  • 休館日
    月曜日、12月28日(土)~1月1日(水・祝)、1月14日
    ※1月13日(月・祝)は開館
  • 観覧料
    一般:1700円(1400円)
    大学生:1100円(1000円)
    高校生:700円(600円)
    ※( )は20名以上の団体料金
    ※中学生以下は無料
    ※心身に障がいのある方および付添者1名は無料(入館の際に障がい者手帳をご提示)
  • 場所
    東京都台東区上野公園7-7
  • 電話
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
 
 
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