放送ラインナップ

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#378 今年一番の注目!誰もが知る国宝「鳥獣戯画」展 
〜史上初!全巻一挙大公開!国宝絵巻の謎・魅力〜
2021年05月11日 放送
日本一有名な絵巻「鳥獣戯画」を堪能する1時間

今回のぶらぶらは、上野の東京国立博物館で今年、大注目の展覧会「国宝 鳥獣戯画のすべて」を堪能します。京都・高山寺に伝わる日本一有名な絵巻、国宝「鳥獣戯画」は、擬人化した動物や人々の営みを墨一色で躍動的に描いた作品。今回、史上初めて、甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、一挙大公開しているのです。あの「ウサギとカエルの相撲」で知られる「甲巻」は、“動く歩道”に乗って鑑賞するということでも話題です。そして“動物図鑑”とも言える「乙巻」は、麒麟や龍など、空想上の霊獣が勢揃い!人物戯画が描かれる「丙巻」は、後半になると動物戯画にガラリと変わってしまう…そのことが、「鳥獣戯画」における大きな謎の一つでした。しかし、本格修理によって理由が解明されつつあるのです。その新事実とは?そして、ラフすぎる筆致で、一番の問題作でもある「丁巻」。一見、あまり上手に見えない「丁巻」ですが、実はあるポイントを見ると、描き手の巧さがよくわかるんです。そのポイントを解説します。さらに!今回は、高山寺を興した明恵上人のお宝も続々!実に28年ぶりに公開される“秘仏”「明恵上人坐像」や、重要文化財史上、最も可愛い「子犬」も登場。明恵上人の“精神”を理解する事で、何倍も楽しくなる「鳥獣戯画」。その魅力を徹底解説する1時間です。

らぶらぶ美術館

二度目の鳥獣戯画は、全4巻を同時に観られる機会に恵まれた充足感のある展示でした。ウサギとカエルの相撲で有名な甲巻は、動く歩道で鑑賞しました。右から左に向かって進み、絵巻物の巻き取り方と同じです。擬人化された動物たちを見る違和感の一つに、ある場面が「逆行性の構図」で描かれていることを知りました。ウサギがサルを追いかけるシーンは、場面が左から右に展開していたのです!

今回のおすすめミュージアムグッズ

鳥獣戯画ペンケース
国宝「鳥獣戯画」のうさぎとカエルがペンケースに。墨絵を忠実に刺繍で再現しています。うさぎとカエルの足先まで入るので収納力も抜群!チェーンもついているのでカバンにつけてもいいですね。    

information

東京国立博物館 
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」
2021年5月30日(日)まで

※5月11日現在、緊急事態宣言発令に伴い臨時休館中

  • 開館時間
    9:30~19:00
    ※最終入場は18:00
     
  • 休館日
    月曜休館
    ※4月25日(日)より当面の間、臨時休館
    再開の時期など詳しくは展覧会HPをご覧下さい
     
    • 観覧料
      混雑緩和のため、本展は事前予約制(日時指定券)です
      すべてのお客様は日時指定券の予約が必要です
      一般:2000円
      大学生:1200円
      高校生:900円
      ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。ただし、「日時指定券」の予約が必要です
       入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください
      ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい。
       
  • 場所
    東京都台東区上野公園13-9
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
     
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