放送ラインナップ

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#427 夭折の天才画家“佐伯祐三”展
〜傑作120点が一堂に!命を懸けた画業のすべて〜
2023年2月14日 初回放送
代表作で振り返る佐伯祐三の画業

今回のぶらぶらは、東京ステーションギャラリーで開催中の「佐伯祐三」展へ!佐伯祐三は、1920年代に、病をおしてパリに渡り、30歳という若さで亡くなった日本人洋画家です。東京では実に18年ぶりとなる今回の大回顧展には、厳選した代表作およそ120点が集まりました。学生時代の貴重な自画像の数々や、東京や大阪で描いた風景画はもちろん、佐伯にとって特別な街だったパリで描いた作品は、どれも傑作揃い!東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科卒業後、1923年に渡仏、フォーヴィスムの巨匠・ヴラマンクに自信作を見せたところ、「このアカデミック!」と一喝され、それまで築いてきたものが一気に崩壊…!そこから「自分にとってのオリジナリティとは?」という命題に、人生を懸けて向かい合っていきます。ヴラマンクに一喝された直後に描かれた、顔の消された自画像…、その意味とは?その後佐伯は、試行錯誤を繰り返す中、パリで独自の“正面性”と、踊るような“線”を確立していきます。時代を駆け抜けながら、夭折の天才画家がついに掴んだオリジナリティとは!?数々の代表作で、その魂の画業を振り返ります。

らぶらぶ美術館

1920年代のパリの街角を重厚で歪んだような表現で描き、30歳という若さで亡くなった佐伯祐三。初期はなかなか独自の表現に辿り着けなかったといいます。後期の流れるような独特な筆致は、二度の渡仏の間、むしろ日本にいた期間で到達したものでした。日本の電柱や船のマストが、描きたかった垂直線を表現できるモデルだったのだそうです。第一次パリ時代と第二次パリ時代、比べてみるとその違いがはっきりと分かります。

今回のおすすめミュージアムグッズ

メッセンジャーバッグ
フランスの郵便配達員が使っていたバッグをモチーフにした展覧会オリジナルグッズ。見た目がおしゃれなだけでなく、使い心地もとってもGOOD!かばんの産地として千年の伝統をもつ「豊岡」で、厳選した材料を使い製造されています。

information

東京ステーションギャラリー 佐伯祐三 自画像としての風景
2023年4月2日(日)まで
  • 開館時間
    10:00~18:00
    ※金曜日は20:00まで開館
    ※入館は閉館30分前まで
     
  • 休館日
    月曜日(3月27日は開館)
     
  • 入館料
    一般:1400円
    高校・大学生:1200円
    中学生以下無料
    ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
    ※学生の方はご入館の際、生徒手帳・学生証をご提示ください
    ※展示室内の混雑を避けるため各時間で入館人数の上限を設定しています
    ※館内でも当日券をご購入できますが土日祝など混雑する時間帯は入館をお断りする場合があります
    ※無料に該当する方や招待券/招待ハガキをお持ちの方は直接美術館へお越しください(予約不要)
    ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい。
     
  • 場所
    東京都千代田区丸の内1-9-1
     
  • 電話
    03-3212-2485
     
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