放送ラインナップ

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#374 英国が誇る風景画の巨匠「コンスタブル展」 
〜印象派の先駆け!好敵手・ターナーと共演〜
2021年03月30日 放送
イギリスの国民的画家、コンスタブルの足跡

今回のぶらぶらは、東京・丸の内のメインストリート、丸の内仲通りからスタート。石畳の歩行者天国をぶらぶらしながら、通り沿いに展示されている彫刻作品を楽しみます。
1972年から三菱地所と彫刻の森芸術文化財団が、街づくりの一環として行っている「丸の内ストリートギャラリー」の展示作品。草間彌生さんの作品などを楽しみます。
続いて一行は、三菱一号館美術館で開催中の「コンスタブル展」へ。英国・テート美術館から名作が一挙来日しました。コンスタブルは、ターナーと並ぶ19世紀のイギリスを代表する風景画家。生まれ故郷や家族や友人と過ごした愛着のある場所をひたすら描きました。後の印象派に大きな影響を与えたコンスタブルの足跡を、英国美術史と言えばこの方、法政大学の荒川裕子教授が詳しく解説!
今回の展覧会の見どころのひとつが、1832年ロイヤル・アカデミー展の再現展示。コンスタブルとターナーの作品が並んで展示されています。2作品がそろうのはロンドン以外では初めてのこと、貴重な機会なのです。さらに、晩年に取り組んだ版画集や、コンスタブルの描いた肖像画も登場。日本では35年ぶりとなるコンスタブルの大回顧展、お見逃しなく!

らぶらぶ美術館

なにかとターナーと共に評されるコンスタブル。自国に根を張った、牧歌的な作品が多いように思いました。その中で異質だったのが、1832年ロイヤル・アカデミー出展の「ウォータールー橋の開通式」。過剰なこの絵に刺激されたターナーは、自作に赤の絵の具をひと塗り、海面に浮かぶ赤いブイを追加しました。その様子は映画『ターナー、光に愛を求めて』でも確認できます。

今回のおすすめミュージアムグッズ

空と水平線のマグカップ
たくさんの紅茶を飲めるようにと大きく、軽く作られたイギリス型のマグカップ。コンスタブルが描いた風景画のひとつから雲の部分を原寸大で抜き出し、フルカラーで転写しているのだそう。お好みのデザインで優雅なティータイムを過ごしてみては?

information

三菱一号館美術館
テート美術館所蔵 コンスタブル展
2021年5月30日(日)まで 
  • 開館時間
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
     
  • 休館日
    月曜日
    ※但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週と4月26日は開館
     
    • 入館料
      一般:1900円
      大学・高校生:1000円
      中学生以下:無料
      ※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料
      ※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各時間の入場人数に上限を設けています
       事前に日時指定券をご購入頂くと優先的にご案内いたします。
       ご利用下さい
      ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい
       
  • 場所
    東京都千代田区丸の内2-6-2
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
     
第42回丸の内ストリートギャラリー
2021年10月まで展示予定
  • 時間
    見学自由
     
  • 場所
    東京都千代田区丸の内3−3
     
  • 電話
    0460-82-4250(彫刻の森芸術文化財団)
     
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