放送ラインナップ

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#322 東京ステーションギャラリー 没後90年「岸田劉生展」
〜「麗子像」だけじゃない!孤高の洋画家、知られざる画業と生涯〜
2019年09月24日 放送
岸田劉生~変わり続け、新しいものを追い続けた生涯

今回は、東京丸の内にある「丸の内ラグビー神社」からぶらぶらスタート。ラグビーワールドカップ2019を盛り上げるため期間限定で建立された神社には、ゴールポスト型の鳥居やラグビーボール型の鈴など、ユニークな特徴がたくさん。実はここ、世界遺産・京都下鴨神社の雑太社から分祀された由緒あるお社なのです。
大会の成功を祈願した一行は、東京駅の東京ステーションギャラリーへ。「麗子像」で知られる洋画家・岸田劉生の没後90年を記念して、日本全国から150点もの作品が集められた大回顧展が開催されています。
明治24年生まれの岸田劉生は、17歳で黒田清輝の白馬会に入所。印象派風の作品で文展入選を果たすなど、早くからその才能を認められます。しかしその後、近代美術史を遡るように、写実表現を極めた独自の画風を確立。「道路と土手と塀(切通之写生)」や「麗子微笑」は重要文化財にも指定されました。
劉生の探究心はその後も止まる事なく、38歳で亡くなるまで「新しい道」を追い続けます。日本近代洋画界で他に例のない、独創的な画業を歩んだ孤高の画家。その芸術と生涯を、代表作と共にじっくりと振り返ります。

らぶらぶ美術館

教科書で衝撃を受けた「麗子微笑」。印象派からデューラーの写実主義、あらゆる技法を我が物にした岸田劉生が娘の麗子を描くとき、なぜあのような表現をしたのか。デューラーの草花を持つポーズで描かれた写実的な麗子像を見るとその謎が幾分解けたように感じました。大連での印象派的な風景画で展覧会は終わりますが、念願のフランスへ行っていたとしたら、どんな絵画を生み出したでしょうか。

今回のおすすめミュージアムグッズ

アイシングクッキー&マシュマロセット
しりあがり寿さんデザインのかわいい麗子ちゃんがプリントされたアイシングクッキーとマシュマロのセット。12センチ四方の缶の中にクッキーが大小6個、マシュマロが10個入っています。中央に「麗子洋装之像」が描かれているパッケージは東京ステーションギャラリーにしかない限定品!

information

東京ステーションギャラリー 
没後90年記念 岸田劉生展
2019年10月20日(日)まで
  • 開館時間
    10:00-18:00 ( 金曜日は20:00まで開館 )
    ※入館は閉館30分前まで
  • 休館日
    月曜日
    ※10月14日は開館
  • 観覧料(税込)
    一般:1100円 
    高校・大学生:900円 
    ※中学生以下無料
    ※20名以上の団体は9月1日~10月11日に限り
     一般:800円 高校・大学生:600円
    ※障がい者手帳等持参の方は当日入館料から100円引き(介添者1名は無料)
  • 場所
    東京都千代田区丸の内1-9-1 
  • 電話
    03-3212-2485
丸の内ラグビー神社
  • 設置期間
    11月初旬まで
  • 時間
    終日
  • 休み
    なし
  • 料金
    無料
  • 場所
    東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル外構部
  • 電話
    03-4323-0100
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