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今回は、東京丸の内にある「丸の内ラグビー神社」からぶらぶらスタート。ラグビーワールドカップ2019を盛り上げるため期間限定で建立された神社には、ゴールポスト型の鳥居やラグビーボール型の鈴など、ユニークな特徴がたくさん。実はここ、世界遺産・京都下鴨神社の雑太社から分祀された由緒あるお社なのです。
大会の成功を祈願した一行は、東京駅の東京ステーションギャラリーへ。「麗子像」で知られる洋画家・岸田劉生の没後90年を記念して、日本全国から150点もの作品が集められた大回顧展が開催されています。
明治24年生まれの岸田劉生は、17歳で黒田清輝の白馬会に入所。印象派風の作品で文展入選を果たすなど、早くからその才能を認められます。しかしその後、近代美術史を遡るように、写実表現を極めた独自の画風を確立。「道路と土手と塀(切通之写生)」や「麗子微笑」は重要文化財にも指定されました。
劉生の探究心はその後も止まる事なく、38歳で亡くなるまで「新しい道」を追い続けます。日本近代洋画界で他に例のない、独創的な画業を歩んだ孤高の画家。その芸術と生涯を、代表作と共にじっくりと振り返ります。
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らぶらぶ美術館