放送ラインナップ

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#334 六本木・国立新美術館「ブダペスト」展
〜ルネサンス巨匠の名品と、知られざるハンガリー近代絵画の魅力〜
2020年01月14日 放送
印象派より早い?キュビスムにルソー??独自の発展を遂げたハンガリー近代絵画

今回は、東京・青山一丁目にある、陶磁器ブランド「ヘレンド」からスタート。ハンガリーの首都ブダペストから2 時間ほどの距離にある村で、1826年に誕生したこの窯は、英国のヴィクトリア女王に見初められた事を機に、ヨーロッパの王室御用達ブランドへと成長。今でも、手描き・手作りにこだわった製品を作り続けています。こちらでは、女王やハプスブルク家と所縁のある作品を通して、ハンガリーの歴史や、日本との意外な繋がりなどについて学びます。
そして一行は、国立新美術館で開催中の「ブダペスト」展へ。ハンガリーを代表する2つの美術館から、主要作品が25年振りに来日しました。特に注目は、日本でなかなか観る機会のない、ハンガリーの近代絵画。“ハンガリーのモナリザ”とも称される「紫のドレスの婦人」や、世界的ピアニスト、フランツ・リスト最後の肖像画など、ハンガリー近代の画家たちによる名品の数々は、見逃せません。中には、あのアンリ・ルソーを思わせる超個性派の作品も!「日本から遠い国」のイメージもあるハンガリー。でも、そこで愛される芸術を知れば、もっと身近に感じられるかもしれませんよ。

らぶらぶ美術館

世界的な陶磁器ブランドであるヘレンドは、ハンガリー生まれ。ヴィクトリア女王にちなんだカップ&ソーサーはその時代を象徴するかのような艶やかさ。ブダペスト展では、日本と同じように姓と名の順で表記される馴染みのない画家たちの名前に四苦八苦しながらも(例:ミカエルはミーハイ)、印象派を先取りしていたりと斬新な画家が多かったです。

今回のおすすめミュージアムグッズ

キューブパズル 
ブダペスト展オリジナルのキューブパズルが登場。この有名なパズルを考案したエルノー・ルービック氏は、実は、ハンガリー出身の建築学者なのです。今回展示されている中から5作品と展覧会のロゴが各面にあしらわれています。ハンガリーのアートに思いをはせながら頭の体操、いかがでしょうか?

information

国立新美術館     
日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念     
ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年    
2020年3月16日(月)まで    
  • 開館時間
    10:00~18:00
    ※毎週金・土曜日は20:00まで開館
    ※入場は閉館の30分前まで
  • 休館日
    毎週火曜日
    ※2月11日(火・祝)は開館、2月12日(水)は休館
  • 観覧料
    大人:1700円(1500円)
    大学生:1100円(900円)
    高校生:700円(500円)
    ※( )は20名以上の団体料金
    ※中学生以下は入場無料
    ※障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
  • 場所
    東京都港区六本木7-22-2 
  • 電話
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
クラブ ヘレンド ジャパン本店
  • 営業時間
    11:00~19:00
  • 定休日
    日祝日
  • 場所
    東京都港区南青山1-1-1東館1F
  • 電話
    03-3475-0877
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