放送ラインナップ

放送ラインナップ

#393 明治の富豪・大倉一族のお宝アートめぐり 
〜ホテルオークラ 伝説のロビー完全再現!名建築と水墨画の鬼才〜
2021年12月07日 放送
華麗なる一族のお宝拝見

今回は、明治の大富豪、大倉財閥ゆかりのアートスポットをめぐります。
まずは、大倉喜八郎の息子、喜七郎が作ったホテルオークラ東京が生まれ変わり、2019年に開業した「The Okura Tokyo」へ。この新ホテルのメインロビーは、旧ホテルオークラ東京のロビーそっくりそのまま!そのロビーを残すために、徹底した調査を行い、意匠のみならず、「居心地」や「空気感」も完全に再現されているのです。その挑戦の過程、技術と工夫を解説します。
そして、The Okura Tokyoの前にある大倉一族のお宝を収蔵する美術館「大倉集古館」へ。建築界の巨匠・伊東忠太が設計した、まるで中国のお城のような本館。屋根に乗っている変な怪物の正体など、伊東忠太色満載の名建築を堪能します。さらに、ホテル建設と同時期に5年間の改修工事を実施。その時に行った珍しい「曳家」の模様も解説。 そして、開催中の展覧会、今話題の昭和の水墨画家「篁牛人」展へ。篁牛人は、富山県出身の孤高の画家。一風変わった水墨画のスタイルは、渇いた筆で墨を和紙に擦り込むようにして描く、牛人独自の手法「渇筆画」(かっぴつが)と言われるもの。水墨画でありながら、藤田嗣治、ピカソ、ルソー、漫画の画風を取り込もうと、さまざまな挑戦をし続けた昭和水墨画の鬼才の作品を堪能します。 

らぶらぶ美術館

ホテルオークラの建て替えの時に、完全に再現したというThe Okura Tokyoのロビーは心地良い静けさに満ちていました。お隣の大倉集古館では、渇筆という技法を使って、独特の水墨の世界を築いた篁牛人を鑑賞しました。渇いた筆に墨を付け、紙にこすりつける技法は、白黒のコントラストの高い、力強い作品を生み出します。

information

大倉集古館
生誕120年 篁牛人展
2022年1月10日(月・祝)まで
  • 開場時間
    10:00-17:00
    ※入館は閉館30分前まで
     
  • 休館日
    月曜日、年末年始(12月29日~1月1日)
    ※1月3日、10日は開館。
     
  • 入館料
    一般:1300円
    高校・大学生:1000円
    中学生以下:無料
    ※20名以上の団体は100円引き
    ※障がい者手帳、被爆者手帳をご提示の方と同伴者1名は無料
    ※会期中のリピーターは200円引き(前回来館時のチケットをご持参下さい)
     
  • 場所
    東京都港区虎ノ門2-10-3
     
  • 電話
    03-5575-5711
     
The Okura Tokyo
  • 宿泊料金
    1泊1室84700円~(消費税・サービス料込、宿泊税別)
    ※詳しくはお問い合わせ下さい
     
  • 場所
    東京都港区虎ノ門2-10-4
     
  • 電話
    03-3582-0111(代表)
     
シェア
LINE