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今回のぶらぶらは、東京・霞が関からスタート!官庁街で、ひときわ目立つ赤レンガの建物、法務省旧本館を訪れます。明治28年、当時の司法省の庁舎として創建されたこの建物は、昭和20年の東京大空襲で一部を残しほとんどが焼失。その後の復旧工事を経て、平成3年には創建当時の姿に復原され、外観が国の重要文化財に指定されています。さらに、無料で公開されている史料展示室では、教科書にも載っている歴史的事件にまつわる貴重な史料を見学します。続いて、出光美術館で開催中の展覧会「仙厓のすべて」へ。仙厓義梵は、江戸時代に日本初の禅宗寺院と呼ばれる、福岡の聖福寺の住職になった40代の頃から、88歳で亡くなるまで、請われるままに絵を描き続けたお坊さん。そのヘタウマな作風が当時から親しまれ、約200年経った現在も“カワイイ”“癒やされる”と話題になっています。そんな仙厓の作品を日本一収集していたのが、出光興産の創業者、出光佐三氏。現存する仙厓の作品,約1600点のうち約1000点を収集していたのです。仙厓のヘタウマな絵には、絵を通して伝えたい禅の教えが隠されています。仙厓の「楽しくて、カワイイ」絵を見て、笑いながら仙厓の込めたメッセージを読み解きましょう。
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らぶらぶ美術館