放送ラインナップ

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#414 奥深き“禅画”の世界!ヘタウマ絵師 仙厓のすべて
〜絵に隠された禅の教え!?初期の傑作仏画から絶筆宣言まで〜
2022年10月04日 放送
仙厓のヘタウマな絵からメッセージを読み解く

今回のぶらぶらは、東京・霞が関からスタート!官庁街で、ひときわ目立つ赤レンガの建物、法務省旧本館を訪れます。明治28年、当時の司法省の庁舎として創建されたこの建物は、昭和20年の東京大空襲で一部を残しほとんどが焼失。その後の復旧工事を経て、平成3年には創建当時の姿に復原され、外観が国の重要文化財に指定されています。さらに、無料で公開されている史料展示室では、教科書にも載っている歴史的事件にまつわる貴重な史料を見学します。続いて、出光美術館で開催中の展覧会「仙厓のすべて」へ。仙厓義梵は、江戸時代に日本初の禅宗寺院と呼ばれる、福岡の聖福寺の住職になった40代の頃から、88歳で亡くなるまで、請われるままに絵を描き続けたお坊さん。そのヘタウマな作風が当時から親しまれ、約200年経った現在も“カワイイ”“癒やされる”と話題になっています。そんな仙厓の作品を日本一収集していたのが、出光興産の創業者、出光佐三氏。現存する仙厓の作品,約1600点のうち約1000点を収集していたのです。仙厓のヘタウマな絵には、絵を通して伝えたい禅の教えが隠されています。仙厓の「楽しくて、カワイイ」絵を見て、笑いながら仙厓の込めたメッセージを読み解きましょう。

らぶらぶ美術館

緩くて、思わず笑顔になってしまう仙厓の禅画。さまざまなメッセージが隠されていますが、中でも難解なのが、○△□(まる、さんかく、しかく)。三つの図形が宗派、または宇宙の根源を現しているなど、さまざまな説がありますが、修行の段階を現しているという学芸員の八波さんの説を興味深く聞きました。この図形を宇宙、The Universeとして紹介したのは、欧米でも有名な仏教哲学者、鈴木大拙でした。

今回のおすすめミュージアムグッズ

仙厓スタンプ 
人気の《指月布袋画賛》がスタンプになりました!指をさしている先に、絵には描かれていない月を連想させる作品。このスタンプでは重要なことや伝えたいことを指差しているように見せる使い方も出来ちゃいます!仙厓のゆる〜い絵に癒されましょう!

information

出光美術館 仙厓のすべて
2022年10月16日(日)まで
  • 開館時間
    10:00~16:00
    ※最終入館は15時30分
     
  • 休館日
    毎週月曜日(ただし10月10日は開館)、10月11日(火)
     
  • 入館料
    出光美術館は事前予約制です。
    展覧会をご鑑賞のすべてのお客さまに、オンラインによる日時指定予約をお願いしております。
    無料入館対象の方、割引入館対象の方も予約が必要です。
    一般:1200円
    高校・大学生:800円
    中学生以下:無料(ただし保護者の同伴が必要です)
    ※障がい者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です。
    ※現在、グループ(団体)でのご来館はご遠慮いただいております。
    ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい。
     
  • 場所
    東京都千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9階
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
     
法務省法務史料展示室・メッセージギャラリー
  • 公開時間
    10:00~18:00
    ※入室は17:30まで
    ※毎月第3金曜日は、16:00から定期清掃のため休室しています(入室は15:30まで)。
    ※見学者の入門は、西門(警視庁側)に限られています。
    西門(警視庁側)で見学のために展示室に入室したい旨を申し出てください。
    見学者用の駐車場はありませんので御了承ください。
     
  • 公開日
    月曜日から金曜日まで
    ※土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)は休室
     
  • 入場料
    無料
     
  • 場所
    東京都千代田区霞が関1-1-1法務省赤れんが棟
     
  • 電話
    03-3592-7911
     
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