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今回は、久々の練馬区立美術館へ!19世紀フランスで活躍した画家エドゥアール・マネを、ユニークな切り口で紹介する展覧会をぶらぶらします。パリの裕福な家に生まれたマネは、伝統的な絵画モチーフを下敷きに、当時はタブーだった同時代の女性のヌードなどを描いた「草上の昼食」や「オランピア」をサロンに出品し、度々スキャンダルを巻き起こします。世間からの反発に屈せず、独自の絵画世界でサロンに挑み続けたマネ。彼を慕う、モネやルノワールら若手画家たちは、マネのアトリエ近くのカフェに集い、後に「印象派展」と呼ばれるグループ展を開催するに至ります。そんな“近代絵画の父”ともされるマネですが、なぜか日本でのイメージは弱く、印象派と比べると開催された個展も数えるほど。その理由が一体どこにあるのかを、日本にあるマネ作品を中心に、マネから強い影響を受けたモネやセザンヌ、そして日本の洋画家らが、マネを手本に描いた力作などから読み解きます。 さらに、日本を代表する現代美術家、森村泰昌と福田美蘭によるマネ・オマージュ作品も一堂に。時代を超えて、アーティストに刺激を与え続ける、巨匠マネの真の凄さと、その作品の魅力に徹底的に迫ります。
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らぶらぶ美術館