放送ラインナップ

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#415 “近代絵画の父”マネの凄さの秘密とは!?
〜モネ、セザンヌから読み解く!「日本の中のマネ」展〜
2022年10月11日 放送
マネの絵画の魅力に迫る

今回は、久々の練馬区立美術館へ!19世紀フランスで活躍した画家エドゥアール・マネを、ユニークな切り口で紹介する展覧会をぶらぶらします。パリの裕福な家に生まれたマネは、伝統的な絵画モチーフを下敷きに、当時はタブーだった同時代の女性のヌードなどを描いた「草上の昼食」や「オランピア」をサロンに出品し、度々スキャンダルを巻き起こします。世間からの反発に屈せず、独自の絵画世界でサロンに挑み続けたマネ。彼を慕う、モネやルノワールら若手画家たちは、マネのアトリエ近くのカフェに集い、後に「印象派展」と呼ばれるグループ展を開催するに至ります。そんな“近代絵画の父”ともされるマネですが、なぜか日本でのイメージは弱く、印象派と比べると開催された個展も数えるほど。その理由が一体どこにあるのかを、日本にあるマネ作品を中心に、マネから強い影響を受けたモネやセザンヌ、そして日本の洋画家らが、マネを手本に描いた力作などから読み解きます。 さらに、日本を代表する現代美術家、森村泰昌と福田美蘭によるマネ・オマージュ作品も一堂に。時代を超えて、アーティストに刺激を与え続ける、巨匠マネの真の凄さと、その作品の魅力に徹底的に迫ります。

らぶらぶ美術館

私にとって、マネとの出会いは、2010年三菱一号館美術館のオープニングを飾った「マネとモダン・パリ展」でした。当時は黒い服の女性が印象的でしたが、黒の多用はスペイン画家からの影響だそうです。今回の展覧会では、マネがどの様に日本に受容されていったかがテーマでしたが、当時スキャンダルになった「草上の昼食」や「オランピア」の現代作家の解釈が面白かったです。

今回のおすすめミュージアムグッズ

オニャンピア(置物)森村泰昌直筆サイン入り
以前番組にもご出演いただいた森村泰昌さんの作品「肖像(双子)」から、黒猫が置物になって登場!森村さんご自身が彩色しており、なんと置物が入った木箱は直筆サイン入り!ベッド脇に置いて寝そべれば、あなたも「オランピア」に!?

information

練馬区立美術館 日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―
2022年11月3日 (木)まで
  • 開館時間
    10:00~18:00
    ※最終入館は17:30
     
  • 休館日
    毎週月曜日(ただし10月10日は開館)、10月11日(火)
     
  • 観覧料
    当館は事前予約制ではありません。当日、チケットカウンターでチケットをお求めください。
    一般:1000円
    高校・大学生および65歳から74歳:800円
    中学生以下および75歳以上:無料
    障がい者(一般):500円、障がい者(高校・大学生):400円、
    団体(一般):800円、団体(高校・大学生):700円
    ※一般以外のチケットをお買い求めの際は、証明できるものをご提示ください。
    ※障がいがある方の付き添いでお越しの場合、
    1名様までは障がい者料金でご観覧いただけます。
    ※団体料金は、20名様以上の観覧で適用となります。
    ※詳しくは美術館HPをご覧下さい。
     
  • 場所
    東京都練馬区貫井1-36-16
     
  • 電話
    03-3577-1821
     
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