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今回のぶらぶらは、東京国立博物館で開催中の特別展「東福寺」へ。鎌倉時代に創建された東福寺の膨大な文化財を一堂に公開する、初の大規模展覧会です。京都最大級の巨大伽藍が建ち並ぶ東福寺は、その伽藍に収められた絵画や仏像も特大サイズ。3メートルを超える二天像などが並ぶ、仏像群は圧巻です。さらに、明治時代に焼失してしまった旧本尊の焼け残った一部分も展示。そして注目は、伝説の絵仏師・吉山明兆の大作「五百羅漢図」。明兆は、室町期の仏画のスタイルを作ったとも言われる画家で、江戸時代までは雪舟と並び称されたレジェンド。その明兆が描いた全50幅のうち現存する47幅に、狩野派の絵師が復元した2幅を加えた全49幅が、300年ぶり14年に渡る大修理事業後、初めて公開されます。さらに、それまで行方が分からなかった「第50号」が展覧会の準備段階で、ロシアのエルミタージュ美術館に保管されていることが判明、急遽その50号の画像を取り寄せ、パネル展示されることになりました。さらに東福寺境内にある紅葉の名所、通天橋をなんと展示会場に再現。禅宗文化の全容にも触れることができる規格外の展覧会、ぜひお楽しみください!
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らぶらぶ美術館