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今回のぶらぶらは、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「没後50年 鏑木清方展」へ!
1878年、東京・神田に生まれた鏑木清方。13歳で、歌川派に連なる浮世絵師・水野年方に弟子入り。10代の頃より挿絵画家として頭角をあらわし、売れっ子画家となりますが、その後、日本画へと転向します。そんな清方が人生をかけて描いた日本画約110点が一堂に会するという大回顧展なのです。最高傑作とも称される「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」の三部作、実は1975年の展覧会を最後に所在不明となっていましたが、2018年に再発見され「噂以上の美しさ」と大きな評判に。その“傑作三部作”が今回、揃い踏み!さらに、踏み絵を前にした遊女を描いた「ためさるゝ日」は、左右対幅揃っての展示は実に40年ぶり!他にも、小説家・泉鏡花の、狂気宿る美の作品世界を見事に絵画化した作品「遊女」も必見です!「西の上村松園、東の鏑木清方」と謳われ、美人画の大家として知られる鏑木清方ですが、今回の展覧会を見ていくと、単なる“美人画”の枠に収まらない事にきっと気づかされるはず。鏑木清方が生涯追求し続けた“美”とは何だったのか?じっくり紐解く1時間です。
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らぶらぶ美術館