放送ラインナップ

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#405 東京国立近代美術館「没後50年 鏑木清方展」
〜幻の最高傑作が揃い踏み!“美人画”に込められた温かいまなざし〜
2022年04月26日 初回放送
清方が追求した美とは?

今回のぶらぶらは、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「没後50年 鏑木清方展」へ!
1878年、東京・神田に生まれた鏑木清方。13歳で、歌川派に連なる浮世絵師・水野年方に弟子入り。10代の頃より挿絵画家として頭角をあらわし、売れっ子画家となりますが、その後、日本画へと転向します。そんな清方が人生をかけて描いた日本画約110点が一堂に会するという大回顧展なのです。最高傑作とも称される「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」の三部作、実は1975年の展覧会を最後に所在不明となっていましたが、2018年に再発見され「噂以上の美しさ」と大きな評判に。その“傑作三部作”が今回、揃い踏み!さらに、踏み絵を前にした遊女を描いた「ためさるゝ日」は、左右対幅揃っての展示は実に40年ぶり!他にも、小説家・泉鏡花の、狂気宿る美の作品世界を見事に絵画化した作品「遊女」も必見です!「西の上村松園、東の鏑木清方」と謳われ、美人画の大家として知られる鏑木清方ですが、今回の展覧会を見ていくと、単なる“美人画”の枠に収まらない事にきっと気づかされるはず。鏑木清方が生涯追求し続けた“美”とは何だったのか?じっくり紐解く1時間です。

らぶらぶ美術館

鎌倉の鏑木清方記念美術館に訪れた際は、美人画というイメージが強かった清方ですが、この度の展覧会で、積極的に風俗画を描く画家であったことを知りました。それが顕著に現れているのが、「明治風俗十二ヶ月」。明治時代の古き良き日本の慣習や行事が、清方の繊細な筆遣いで表現されています。

今回のおすすめミュージアムグッズ

オリジナルてぬぐい
てぬぐい専門店「かまわぬ」とのコラボグッズが登場!展覧会の目玉【美人画三部作】の着物の柄をイメージした手ぬぐいです。肌寒い日には首に巻いてみたり、暑い日にはバンダナ代わりにしたりなど、これからの季節に活躍してくれそうなアイテムです。

information

東京国立近代美術館 
没後50年 鏑木清方展
2022年5月8日(日)まで
  • 開場時間
    9:30〜17:00
    ※金・土曜は9:30-20:00
    ※4月29日(金・祝)~5月8日(日)は9:30~20:00で開場いたします
    ※入館は閉館30分前まで
     
  • 休館日
    月曜日※ただし5月2日(月)は開館
     
  • チケット
    オンラインチケット(日時指定制)をご利用頂けます
    美術館窓口でも当日券を販売いたします会場が混雑した際は入場までお待ち頂く場合があります
    ご来館時に予定枚数が完売している場合がございます
     
  • 観覧料
    一般:1800円
    大学生:1200円
    高校生:700円
    ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料
    入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください
    ※本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます
    ※詳しくは展覧会HPをご覧下さい
     
  • 場所
    東京都千代田区北の丸公園3-1
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
     
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