放送ラインナップ

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#353 三菱一号館美術館「画家が見たこども展」
〜かわいいだけじゃない!不思議な世界 ゴッホ、ボナール、ヴァロットンら100点集結!〜
2020年07月21日 放送
19世紀末パリ、画家たちの「こども」へのまなざし

今回は、開館10周年を迎えた、丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「画家が見たこども展」へ。19世紀末パリの前衛芸術家グループ「ナビ派」の画家たちを中心に、「子ども」が描かれた絵が約100点集結した展覧会です。今年ご勇退される高橋明也館長の最後の企画展でもあります。
ナビ派に影響を与えたゴッホの、ちょっとクセのある赤ちゃんの絵や、「日本かぶれのナビ」と呼ばれたボナールが「北斎漫画」風に描いたユニークな子ども。パリで活躍したスイス人画家・ヴァロットンが、社会風刺の作品に登場させた、ちょっと残酷なこどもなど…。当時、ヨーロッパでは「こども」は絵画のテーマとしては重視されていなかった中、「こども」に目を向けた様々な作品が勢揃いしています。セーラー服やエプロンドレスなど、当時のフランスで流行していた子どものファッションも見どころのひとつ。そして、ボナールが最晩年に描いた「雄牛と子ども」。妻を亡くし、第二次世界大戦を生き抜いたボナールがたどり着いた境地とは…。かわいいだけじゃない「子ども」の世界へ、ぜひご一緒に。

らぶらぶ美術館

ナビ派が描く子どもたち、こんなにも大人っぽい表情が多いのですね。ポール・セリュジエがゴーガンの指導を受けたという一枚の幻想的な絵(タリスマン:護符)から始まったナビ派。写真もよく撮っていたグループだけに、スナップショットのような構図の作品も。「日本かぶれのナビ」と呼ばれていたボナールの子供作品はなんと北斎漫画がお手本!必ずしも可愛さを求めない、19世紀末の西洋が子どもに送った視線が明らかに。

今回のおすすめミュージアムグッズ

カプセルトイ
大人も子どもも何が出てくるかワクワクのカプセルトイが4台も登場!人気No. 1は図柄もさまざまなサコッシュ!このほか、子どものポケットにも収まるミニサイズのハンカチや、親子おそろいにしても楽しい缶バッチ・ピンズ。使えて楽しい素敵なグッズがそろっています。

information

三菱一号館美術館
開館10周年記念 画家が見たこども展
2020年9月22日(火・祝)まで
  • 開館時間
    10:00~18:00
    ※夜間開館は中止
     
  • 休館日
    月曜日(但し、祝日・振替休日、7月27日、8月31日は開館)
    ※「トークフリーデー」は設けないことにさせて頂きます
     
  • 入館について
    新規でチケットをご購入の方は必ず日時指定予約を行い、QRコードをお持ちください
    ※詳しくは美術館HPをご覧ください。
    一般券:1700円
    学生券:1000円
    障がい者手帳券:850円
    ※学生券、障がい者手帳券をお求めの方は学生証、障がい者手帳をお持ち下さい
    ※障がい者手帳券:同伴の方は1名様まで無料となります
    ※来館に際してのご協力、ご案内があります。詳しくは美術館HPをご覧ください
     
  • 場所
    東京都千代田区丸の内2-6-2
     
  • 電話
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
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