放送内容

2019年6月11日 放送

 
#311

六本木・国立新美術館「ウィーン・モダン展」〜クリムトの傑作来日!世紀末・ウィーン芸術の軌跡と輝き〜

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ウィーンの「黄金時代」をまるごと体感!

今回は、まず国立新美術館3階にあるフレンチレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」で、オーストリアの首都ウィーンゆかりの料理を頂きます。
続いては国立新美術館で開催中の「ウィーン・モダン展」へ。日本とオーストリアの外交樹立150周年を記念して、ウィーン・ミュージアムから400点を超える作品が来日した注目の展覧会です。ハプスブルク帝国の首都・ウィーンは、18世紀、女帝マリア・テレジアが啓蒙思想を取り入れた事をきっかけに多くの知識人が集まり、ヨーロッパ文化の中心地へと発展。以降、19世紀末から20世紀初頭には、多くの優れた芸術家たちが活躍、革新的なアートが次々誕生、ウィーンの「黄金時代」となるのです。
その「黄金時代」のウィーン文化の潮流を、貴重な作品や時代背景と共に辿り、なぜ「モダン」なのか?を体感します。注目は、ウィーン世紀末を代表する画家、クリムトやシーレの名作の数々。さらに作曲家シューベルトの有名な肖像画や愛用品、ウィーン近代化に影響を与えたフリーメイソンにまつわる貴重な絵画など、バラエティ豊かな作品が続々。
知れば知るほど面白い!ウィーン芸術の黄金期、その全容に迫ります。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

パリで印象派が花開いた頃に、ウィーンではクリムトとシーレの世紀末美術と、20世紀の初めにはモダニズムの時代が到来します。啓蒙主義を広めたマリア・テレジアの息子ヨーゼフ2世や、新しい価値観を吹き込んだフリーメイソンの活動から始まり、ウィーン体制であるビーダーマイヤー時代の工芸品などを順に追っていくことで、モダニズムへと至る道筋が見えてきました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

クリムト スモックTシャツ

クリムトのトレードマークでもある自作の「スモック」をモチーフにした展覧会のオリジナルTシャツ。肩の部分には、発泡インクの立体的なプリントでクリムトのスモックの刺繍が再現されています。これを着て猫を抱いたら、あなたもクリムト?!

クリムト スモックTシャツ
 

Information

国立新美術館
ウィーン・モダン
クリムト、シーレ 世紀末への道

2019年8月5日(月)まで

開館時間 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
※毎週金・土曜日は夜間開館
 4・5・6月 20:00まで
 7・8月 21:00まで
休館日 火曜日
観覧料(税込) 一般:1600円(1400円)
大学生:1200円(1000円)
高校生:800円(600円)
※中学生以下および障害者手帳を
 ご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料
※( )は20名以上の団体料金
※6月12日(水)〜24日(月)は
 高校生無料観覧日(学生証提示必要)
場所 東京都港区六本木7-22-2
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

営業時間 ランチ 11:00〜 (16:00 L.O.)
ディナー 16:00〜 21:00 (19:30L.O.)
     金曜 16:00〜22:00 (20:30L.O.)
定休日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日に振替)
場所 東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館 3F
電話 03-5770-8161
 

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