放送内容

2019年4月9日 初回放送

 
#304

小田原に誕生!すべてが絵になるアートスポット・江之浦測候所 〜現代の数寄者・杉本博司が作り上げた海辺のワンダーランド〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

杉本博司さんの集大成を、ご本人の解説で!

今回は、神奈川県小田原市にある、今大注目のアートスポット「江之浦測候所」へ!世界で活躍する現代美術作家・杉本博司さんが作り上げた、氏の集大成とも言うべきアート複合施設です。
もとはミカン畑、耕作放棄地だったという、海を臨む開放的で広大な丘陵地に手を入れ、20年もの歳月をかけて誕生したのは、杉本さんの趣味・意識が細部までいきとどいた「杉本博司ワンダーランド」!
何と今回は、杉本さんご本人がニューヨークから帰国して、ぶらぶらのために解説!古刹の遺構、謂れのある名石が配された庭園、海に浮かぶようなガラスの舞台、千利休の国宝茶室「待庵」をモデルにした茶室、朝日が貫く鋼鉄のトンネル…などなど、盛りだくさんの見どころを、ご本人の解説でぜいたくにめぐります。
海へ向かって100メートル続くギャラリーでは、ロックバンドU2のボノがアルバムのジャケットに使った写真作品「海景」シリーズも鑑賞。アルバムジャケット制作時、杉本さんがボノに出した驚きの提案とは…?
どこをとってもフォトジェニックで、時を超えた「遺跡」のような空間。ここを「測候所」と名付けた理由が、見ればきっと体感的にわかりますよ。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

ケルトの巨石文化、はたまた日本の古墳遺跡、東西が溶け合ったかのようなこの場所は、杉本博司さんがおっしゃるように、人間の根源的な意識を測れる場所なのでしょう。太陽の下で、周りの自然を見つめることで見つけた自分の感覚は、東洋も西洋も人間は同じものを見て、同じものを信じてきた、という想いでした。

 

Information

江之浦測候所

見学時間 1日2回
午前の部 10:00〜13:00
午後の部 13:30〜16:30
※各回定員制
※見学は日時指定:予約・入れ替え制
休館日 火曜日・水曜日、年末年始および臨時休館日
入館料 インターネットから事前にご購入の場合:3000円(税別)
当日券をご利用の場合:3500円(税別)
※当日券は当日午前9時より電話受付でのみ予約販売
 ※来館後、受付にて入館料お支払い
 ※定員に達している場合は当日券販売なし

※施設内の特性とお客様の安全性を考慮し、
 中学生未満のお客様のご来館はご遠慮いただきます
※団体など各種割引制度はありません
※インターネット事前購入は小田原文化財団公式HPの
 「チケット購入」よりお申込み下さい
場所 神奈川県小田原市江之浦362-1
電話 0465-42-9170
 

▲ページトップへ戻る