放送内容

2019年4月2日 放送

 
#303

府中市美術館「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」〜ゆるい!ヘンテコ!大集合!白隠・仙高ゥら徳川家光の問題作まで!〜

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破壊力抜群!一体これは、迷画?名画?

今回のぶらぶらは、東京・府中市で、春のアート散歩!まずは、およそ1900年の歴史を持つ大國魂神社へ。宝物殿で、今でも実際のお祭りに使われている和太鼓を拝見します。直径約2.5m!日本最大級の和太鼓の迫力にビックリ!続いては府中市美術館で開催中の「へそまがり日本美術」展へ。人は時に、決して綺麗とは言えないものや、不可解なものに心惹かれることがあります。その「へそまがりの感性」を刺激する、つっこみどころ満載の作品が大集合しています。禅画の大家・白隠、仙高フ笑える作品に込められた禅の教え。巨匠・長沢蘆雪のおとぼけ絵画。明治の文豪、夏目漱石が本気で描いている南画は、なぜかゆるい…。極め付けは、徳川歴代将軍たちの「おおらか」な絵です。注目は、今回初公開となる三代将軍・徳川家光が描いた《兎図》。サングラスのような真っ黒の目、切り株にちょこんと佇むウサギ。普通では考えられない不思議な構図…。あくまで「本気」で描きこまれた将軍様の絵です。江戸幕府の体制を整え、名君と知られる家光公が、こんな絵を描いていたなんて…必見です。テレビの前で皆さんも一緒に突っ込みましょう!


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

下手なのか、下手なふりをしているのか、タイトルどおり「へそまがり」の描き手が集まるなか、アンリ・ルソーの「純心さ」がもたらした破壊力は想像以上でした。では、徳川家光のみみずく、兎、鳳凰はどちらなのか。黒く塗りつぶされた兎の目をいくら覗いても、暗黒が深まるばかりです。

 

Information

府中市美術館
へそまがり日本美術
禅画からヘタウマまで

2019年5月12日(日)まで

開館時間 10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
観覧料 一般:700円(560円)
高校生・大学生:350円(280円)
小学生・中学生:150円(120円)
※( )内は20名以上の団体料金
※未就学児および障がい者手帳等をお持ちの方無料
※府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料
※観覧券お求めで2度目は半額になる割引券付(本展1回限り有効)
場所 東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内)
電話 042-336-3371

大國魂神社

開門時間 4月1日〜9月14日 6:00〜18:00
9月15日〜3月31日 6:30〜17:00
休日 なし
場所 東京都府中市宮町3-1
電話 042-362-2130

大國魂神社宝物殿

開館日 土・日・祝日、神社祭礼日
開館時間 10:00〜16:00
拝観料 大人:200円
学生:100円
場所 東京都府中市宮町3-1
電話 042-362-2130
 

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