2018年12月11日 放送
#292 | あの「叫び」が初来日!「ムンク展」〜トラウマ・葛藤を描いたノルウェーの奇才・ムンクの世界〜 |





「叫び」だけじゃない!変幻するムンクの魅力
今回のぶらぶらは、上野の東京都美術館で開催中、話題の「ムンク展」へ!
画家エドヴァルド・ムンクの故郷ノルウェーのオスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションから、一挙に100点もの作品が来日しました。中でも注目は、世界的に最も有名な絵画の1つともされる、あの「叫び」の初来日したこと。実は、この名画「叫び」には、複数のバージョンが存在します。なぜムンクは「叫び」を何枚も描いたのか?そこには、意外な理由がありました。
観るものを不安にさせるムンク独特の絵画は、自身の内面のトラウマや葛藤などを描き続けることで生まれました。その実、長生きして画風をどんどん変えていったムンク。若き日の古典的な画風の自画像、そして、晩年に描いた驚きの風景画にはゴッホの影響も…?ムンクの画業と意外な生涯をじっくりたどれば、「叫び」だけじゃないムンクの新たな魅力が見えてきますよ。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

『ムンクの「叫び」』のインパクトが強すぎるのか、その先を今まで知ろうとしなかった自分が不思議です。あの叫びが安易に知ろうとするものを拒むのかもしれません。全体的に深入りしたらまずいという雰囲気でしょうか。笑
ただその重い扉を開いてしまえば、意外にも冷静で、軽やかな生涯を送っているように感じてしまいます。ムンクの叫び声はムンク自身にしか聞こえないのかもしれません。
ムンク スクリームドーム
ムンクの「叫び」がスノードームになりました。ムンクの生まれたオスロの雪の多さを表現、小さなドームにゆっくり雪が降る特別仕様です。作品に登場する人影や小さな船なども再現されています。

Information
東京都美術館
ムンク展―共鳴する魂の叫び
2019年1月20日(日)まで
開室時間 | 9:30〜17:30 ※毎週金曜日は9:30〜20:00 ※入室は閉室の30分前まで |
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休室日 | 月曜日、12月25日(火)、1月1日(火・祝)、15日(火) ※12月10日(月)、24日(月・休)、1月14日(月・祝) は開室 |
観覧料 | 一般:1600円(1400円) 大学生・専門学校生:1300円(1100円) 高校生:800円(600円) 65歳以上:1000円(800円) ※中学生以下無料 ※高校生は12月無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳 精神障がい者保健福祉手帳・ 被爆者健康手帳を お持ちの方と、その付添いの方(1名まで)無料 |
場所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |


