2018年12月4日 放送
#291 | “王の画家にして、画家の王”「ルーベンス」展〜バロックの巨匠のドラマティック名画と明治時代の音楽ホール・奏楽堂〜 |
ルーベンス絵画の味わい方を詳しく
今回は、11月にリニューアルオープンしたばかり!上野公園内にある旧東京音楽学校奏楽堂からスタートです。明治23年に建てられた日本最古の洋式音楽ホールですが、老朽化のため5年にわたって改修工事を行っていました。滝廉太郎も演奏したというホールには、コンサート用としては日本最古のパイプオルガンが。パイプのひびなどが修理され、再び演奏を聴くことができるようになりました。ぶらぶら一行もその蘇った音色を、名建築の中で堪能します。
そして、国立西洋美術館で開催中の「ルーベンス展」へ!約70点の作品のうち、ルーベンス本人の作品が約40点と、日本では過去最大規模の展覧会です。宮廷画家でありながら外交官としても活躍し、画家史上最高の教養人だったと言われるルーベンス。実は人柄も良く、家族のことも大好きだったんだとか。
女性のヌードがやたら太っているのはなぜ?ドラマティックな宗教画をたくさん残したワケとは?ちょっと難しそうな宗教画もきっと楽しめる、ルーベンスの味わい方がしっかりわかる1時間です!
※クリックすると、大きな画像が開きます。
ネロとパトラッシュが見上げた「キリストの降架」が静かな祈りを感じさせるものであったなら、この度の「聖アンデレの殉教」は、動的で、登場人物の目線を追いかけると聖アンデレ十字の周りを行き交う感情の錯綜が場面を盛り上げています。同じくバロックの巨匠であるベラスケスと比べても、よりイタリア的、理想主義で、カトリックの再興を感じさせる巨匠です。
ミントタブレット
ルーベンスと言えば、かの名作アニメ「フランダースの犬」!ミュージアムショップにはコラボグッズが登場です。「フランダースの犬」パッケージのミントタブレット、絵柄は3種類ありますよ。
Information
国立西洋美術館
ルーベンス展―バロックの誕生
2019年1月20日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:30 ※入館は閉館の30分前まで ※毎週金・土曜日 9:30〜20:00 |
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休館日 | 月曜日、2018年12月28日(金)〜2019年1月1日(火)、 1月15日(火) ※12月24日、1月14日は開館 |
観覧料(税込) | 一般:1600円(1400円) 大学生:1200円(1000円) 高校生:800円(600円) ※中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※心身に障がいのある方とその付添者1名は無料 (入館の際に障がい者手帳をご提示) |
場所 | 東京都台東区上野公園7-7 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
旧東京音楽学校奏楽堂
公開日 | 日・火・水曜日 ※木・金・土曜日はホールの使用がなければ公開 |
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公開時間 | 9:30〜16:30(最終入場は16:00) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝休日にあたる場合は翌平日) 年末年始(12月29日から1月3日まで)、特別整理期間 |
入館料 | 一般:300円(200円) 小・中・高校生 100円(50円) ※( )は20名以上の団体料金 ※障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者福祉手帳、 特定疾患医療受給者証をお持ちの方とその介護者の方は無料 ※毎週日曜日は、台東区内在住・在学の小・中学生と その引率者の方は無料(第5日曜日を除く) |
場所 | 東京都台東区上野公園8-43 |
電話 | 03-3824-1988 |