2018年11月06日 放送
#288 | アートの秋!トーハクで名作ざんまい豪華2本立て!〜快慶の傑作仏!「大報恩寺」展と芸術を揺るがした「マルセル・デュシャン」〜 |





この秋、大注目の展覧会をハシゴ!
今回は、東京国立博物館で開催中の展覧会、「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」と「マルセル・デュシャンと日本美術」の豪華2本立て!
まずは、「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展。大報恩寺は、「おかめさん」伝説が残る鎌倉時代創建の寺院です。そのみほとけが、トーハクに大集結!天才・快慶作の「十大弟子立像」、重要文化財である肥後定慶作「六観音菩薩像」、さらに年に数回しか公開されない行快作「御本尊 釈迦如来坐像」。ぶらぶららしく、仏像の見方をわかりやすく解説、その魅力に迫ります。
続いて、「マルセル・デュシャンと日本美術」展へ。西洋美術を壊し、芸術の新たな価値を見出した男、マルセル・デュシャン。彼が起こした数々の偉業や事件を振り返ることができる貴重な回顧展です。見所のひとつは、デュシャンの出発点、珍しい画家時代の油彩画。そして、デュシャンと言えば、既製品を芸術作品とした「レディメイド」。かの有名な「自転車の車輪」、便器にサインをしただけの作品「泉」も登場。作品を見るだけではなく「考える展覧会」。ぶら美メンバーと一緒に「芸術とは何か?」を考えてみましょう。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

東京国立博物館 平成館の左右二つの展示場で西洋のデュシャン、東洋の慶派の仏像展が同時に開催。両展覧会に直接の繋がりはないようですが、デュシャンのレディメイド作品を利休の自然を取り入れた茶道の世界と対比させていることで、場に不思議な一体感がもたらされているようでした。
Information
東京国立博物館
特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
2018年12月9日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:00 ※毎週金・土曜日は21:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般:1400円(1200円) 大学生:1000円(800円) 高校生:800円(600円) ※中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※障がい者とその介護者一名は無料です。 入館の際に障がい者手帳などをご提示ください ※本展観覧券で、会期中観覧日当日1回に限り、 総合文化展(平常展)もご覧になれます |
場所 | 東京都台東区上野公園13-9 平成館 特別展示室第3室・第4室 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |


東京国立博物館
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
2018年12月9日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:00 ※毎週金・土曜日は21:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般:1200円(900円) 大学生:900円(600円) 高校生:700円(400円) ※中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※障がい者とその介護者一名は無料です。 入館の際に障がい者手帳などをご提示ください ※特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」 との2展セット観覧料金 一般:2000円 |
場所 | 東京都台東区上野公園13-9 平成館 特別展示室 第1室・第2室 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |

