放送内容

2018年9月4日 初回放送

 
#281

東京都美術館 没後50年「藤田嗣治展」〜世界的画家“レオナール・フジタ”波乱の人生と知られざる画業の全貌〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

藤田嗣治、史上最大規模の大回顧展

今回は東京都美術館で開催中の「藤田嗣治展」へ!没後50年を記念した過去最大規模の回顧展です。明治生まれの洋画家・藤田嗣治は20代で本場フランスへ渡り、ピカソらと交友を持ち、シャガールやモディリアーニらと並ぶ、エコール・ド・パリの寵児として名を馳せます。特に、独特の白い下地を生かした女性像は、“素晴らしき乳白色”と賞賛され、藤田の代名詞のひとつとなり、世界的に最も成功した日本人画家として美術史にその名を残しています。そんな藤田は、いかにして独自の画風に到達したのか?また、なぜ戦後日本を離れ、フランス人“レオナール・フジタ”としてフランスで亡くなったのか?「自画像」や「裸婦像」「戦争画」といった代表的な傑作を通してひも解いて行きます。さらに今回の展覧会には南米に渡った過渡期の作品は驚くような極彩色だったり、カトリックの洗礼を受けた晩年には宗教美術を多く手掛けていたり…と、これまで観た事のないような様々な作品が勢揃いします。知っているようで知らなかったフジタの画業の全貌、そして、波乱の生涯を読み解く1時間。本当の藤田と出会えるかも知れませんよ。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

没後50年ということで、藤田嗣治の全貌を網羅する展覧会とのことでした。意外にも社交的な美大生時代から、パリで西洋画家たちから直接影響を受け、独自の乳白色の表現に辿りつくまで。そして、まったく知らなかったカラフルな「南米時代」。晩年は宗教画へたどり着く、その人生の軌跡は感動的です。

今回のおすすめミュージアムグッズ

猫型タオル

藤田の描いた猫がミニタオルに!今治産のタオルなので品質もばっちり。別売りのクリップで耳を止めれば、赤ちゃん用のスタイとしても使える、楽しくてかわいいグッズです。

猫型タオル
 

Information

東京都美術館
没後50年 藤田嗣治展

2018年10月8日(月・祝)まで

開室時間 9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
※金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
休室日 月曜日、9月18日(火)、25日(火)
※9月17日(月・祝)、24日(月・休)
 10月1日(月)、8日(月・祝)は開室
観覧料 一般:1600円(1400円)
大学・専門学校生:1300円(1100円)
高校生:800円(600円)
65歳以上:1000円(800円)
中学生以下:無料
※( )は20名以上の団体料金。
※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳
 精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を
 お持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
場所 東京都台東区上野公園8-36
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
 

▲ページトップへ戻る