2018年8月21日 放送
#280 | サントリー美術館「琉球美の宝庫」展〜王冠・絵画・超絶技巧の工芸…国宝で知る沖縄の歴史と美〜 |





知られざる琉球王国、その美を体感!
今回は、東京・六本木のミッドタウンにあるサントリー美術館で開催中の「琉球 美の宝庫」展へ!
明治政府によって「沖縄県」とされるまで、琉球王国を約400年に渡って統治した尚家。数奇な運命を経て現代まで伝わった尚家の美術工芸品およそ1200点が2006年に国宝に指定されました。そのうち25点が出品されている貴重な機会なのです。
金、銀、水晶などがふんだんに散りばめられた王冠や、首里城の大奥で使われていた食器、息を呑むような螺鈿が施された漆芸、鮮やかな紅型などの染織、琉球神道の最高神女の華麗な装具…お宝の数々を通して、王家の文化・歴史を読み解きます。
そして、もう一つの注目は、第二次世界大戦によって多くが失われたため、あまり目にする機会のなかった琉球絵画が鑑賞できること。中国と盛んに交易し関係の深かった琉球王国では、ダイレクトに中国絵画の影響を受けたとされています。その独自の発展を、最新の研究をもとに紐解きます。
さらに、あの葛飾北斎が描いた「琉球八景」という不思議な浮世絵も登場!今まで知らなかった琉球王国、その歴史と魅力を発見、豊かな島が生んだ「美の宝庫」を体感するぶらぶらです。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

琉球美術の3つの側面、染織物、絵画、漆芸を見た中、一番驚いたのは琉球絵画でした。日本絵画とさほど変わらないという第一印象、その大元は中国であり、冊封体制にあった琉球では、よりその影響が強いとのことでした。絵画に期待していた、東南アジアなど南国の雰囲気が感じられるのは、むしろ王家の調度品からでした。
くるくるシーサー
沖縄在住のシーサーアーティスト・宮城光男さんが制作したシーサー。「しあわせくるくる、福がくる」。くるくるの巻き毛で、あなたにも福を運んでくれるかも!

Information
サントリー美術館
琉球 美の宝庫
2018年9月2日(日)まで
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで) ※金曜・土曜日は20:00まで開館 |
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休館日 | 火曜日 |
入館料(税込) | 一般:1300円(1200円) 大学・高校生:1000円(900円) 中学生以下:無料 ※( )は20名以上の団体料金。 ※障がい者手帳をお持ちの方はご本人と 介護の方1名様のみ無料 ※ウエブサイトサイトの割引券画面提示で100円割引 ※スマートフォンサイトの割引券画面提示で100円割引 ※国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引 |
場所 | 東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン ガレリア3階 |
電話 | 03-3479-8600 |


サントリー美術館 カフェ 加賀麩 不室屋
営業時間 | 11:00〜18:00 ※金曜・土曜日は20:00まで営業 |
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休業 | 展示替期間の火曜日、年末年始 |
場所 | 東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン ガレリア3階 |
電話 | 03-3479-8600 |
