放送内容

2018年6月5日 放送

 
#271

日本画壇に挑み続けた画家・川端龍子「ベストセレクション」展
〜大観も認めた“異端児”の豪快!巨大!な傑作が続々!〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

知らなきゃ損!天才・川端龍子の画業

今回のぶらぶらは、日本画壇の常識に挑戦し続けた川端龍子に注目、その生涯に迫ります。
東京・浅草の大人気観光スポット、浅草寺。実はここの本堂に「龍の天井画」の傑作がある事を、皆さんはご存知でしょうか?この天井画を描いたのは、大正から昭和にかけて活躍した日本画家・川端龍子。その迫力に満ちたスケールの大きな作品は、「昭和の狩野永徳」とも称されるほど。
その龍子が手掛けた天井画を拝見した後は、龍子の代表作が一挙公開される「ベストセレクション」展を開催中、大田区立龍子記念館へ!“これぞ龍子”とも言える横幅7メートル超の「虎の間」「筏流し」の圧倒的スケール感に一同驚愕!扱いが難しいとされる「金泥」を見事に使いこなした傑作「一天護持」「草の実」の美しさに、ため息…。
さらに!隣接する「龍子公園」に今も残る、龍子のアトリエも見学します。広さ60畳、高さ4メートルという広々としたアトリエ内には、龍子が愛用した巨大な溶き皿や、貴重な岩絵の具が、今も残されています。
知る人ぞ知る巨匠の全てが分かるぶらぶらです。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

人でごった返す浅草寺、見上げたことがなかった天井画。川端龍子の龍は燃え上がるような激しいタッチであり、どこかモダンさを感じます。タツノオトシゴの形をした、自らデザインしたという龍子記念館へ行った後は、お隣の自宅跡地へ。門構えとアトリエの建築のセンスに感服しました。

 

Information

大田区立龍子記念館
名作展「ベストセレクション 龍子記念館の逸品」

2018年8月26日(日)まで

開館時間 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 毎週月曜日
※7月16日(月・祝)は開館、その翌日休館
入館料 一般:200円
小中学生:100円
※65歳以上(要証明書類)、未就学児は無料
場所 東京都大田区中央4-2-1
電話 03-3772-0680

龍子公園

開園時間 10:00、11:00、14:00
※上記時間、解説つき案内
休園日 毎週月曜日
庭園料 無料
場所 東京都大田区南馬込4-49-11
電話 03-3772-0680

浅草寺

開閉堂時間 6:00〜17:00
※10月〜3月の開堂時間は6:30
休日 無休
料金 無料
場所 東京都台東区浅草2-3-1
電話 03−3842−0181
(問い合わせ時間は、日曜祝日を除く9:30〜16:00まで)
 

▲ページトップへ戻る