放送内容

2018年5月29日 放送

 
#270

東京都庭園美術館「フランス絵本の世界」展〜「レ・ミゼラブル」から「ぞうのババール」まで、アニメにも影響を与えた絵本の世界〜

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フランス絵本に見る文化史 コレクター・鹿島茂さん
自身の解説で!

4年に渡る改修工事を経てグランド・オープンしたばかりの東京都庭園美術館へ!
まずは、本館と並び重要文化財に指定されている茶室「光華」を拝見。1911年に建てられた3つの茶席からなる建物です。テーブルと椅子を使う“椅子式点前”の「立礼席」や他ではお目にかかれない、皇族ならではの茶席も見学します。
続いて、新館で開催中の「フランス絵本の世界」展へ。明治大学教授・鹿島茂さんが30年かけて集めたフランス絵本のコレクションが一挙に初公開されています。フランスで子供向け挿絵本が発展し始めた19世紀半ば、名編集者・エッツェルによって見出された作家や画家によって多くの名作絵本が生まれました。その後、ジャポニスムの影響や、アール・デコ時代を経て、新たな才能が開花していきます。なかでも、漫画やアニメーションの先駆者・ラビエの作品は、あのウォルト・ディズニーにも大きな影響を与えました。
「赤ずきんちゃん」や「レ・ミゼラブル」、日本でも人気の「ぞうのババール」シリーズなど、フランス絵本の魅力を鹿島さん自身の解説でじっくり味わう、豪華なぶらぶらです。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

子供が子供らしくない絵、おとぎ話も大人のものであった時から、辣腕編集者エッツェルやウォルト・ディズニーにも影響を与えたラビエの活躍により、絵本が今日のキャラクター表現へと移り変わる様を楽しく拝見できました。フランスが絵本後進国であったというのは意外でした!

今回のおすすめミュージアムグッズ

トートバッグ エレ 犬

アンドレ・エレの「ノアの箱舟」に登場する犬をあしらったトートバック。「え?これ、ホントに犬…!?」と、ぶら美メンバーも注目したポップでキュートなエレの犬、いかがですか?

 

Information

東京都庭園美術館
鹿島茂コレクション フランス絵本の世界

2018年6月12日(火)まで

開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 第2、第4水曜日
観覧料 一般:900円(720円)
大学生(専修、各種専門学校含む):720円(570円)
中学・高校生:450円(360円)
65歳以上:450円(360円)
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※( )は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳・愛の手帳・
 療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳
 被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者一名は無料
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方無料
※展覧会のチケットをお持ちの方は、庭園も入場可
場所 東京都港区白金台5-21-9
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

東京都庭園美術館 庭園

開園時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
※茶室
開室時間:通年 10:00〜16:30
立礼席のみ立入りできます。
休園日 毎月第2・第4水曜日、年末年始
※展示替期間中は、本館及び新館には入れませんが、
 庭園への入場可能
庭園入場料 一般:200円(160円)
大学生(専修・各種専門学校含む):160円(120円)
中・高校生・65歳以上:100円(80円)
※( )は20名以上の団体料金。
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障がい者手帳・愛の手帳・
 療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳
 被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者一名は無料
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
場所 東京都港区白金台5-21-9
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
 

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