放送内容

2018年5月15日 初回放送

 
#269

東京国立近代美術館「横山大観展」〜《生々流転》《山路》《夜桜》代表作が大集合!〜

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巨匠・大観の新たな一面が分かる展覧会

今回のぶらぶらは、東京・北の丸公園にある2つの美術館で開催されている展覧会をめぐります。
まずは、東京国立近代美術館 工芸館へ。明治時代の超絶技巧の名品が集まった、「名工の明治」展が開催中です。金工家・鈴木長吉が手がけた≪十二の鷹≫、12体が勢ぞろいしています。羽毛の細やかな質感、獲物をにらみつける鋭い視線など生き生きとした鷹の姿に一同びっくり。
そして、東京国立近代美術館「生誕150年横山大観展」へ。日本画壇の大御所・大観の代表作が勢ぞろいする、見ないと損!な機会。そんな展覧会なのに、研究員はこう言います。「大観は絵がヘタだった!ということをわかってほしい!」…えっ!どういう事?「大観には上手い下手を超えた味があるんです!」ぶらぶらではその味をじっくり堪能します。
全長40m、日本一長い絵巻、重文《生々流転》。100年行方不明だった《白衣観音》など、貴重な作品が目白押し。知っているようで知らなかった大観の新たな魅力が満載のぶらぶらです。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

墨絵の線がいびつだったり、人物画がキャラクター化していたり、決して絵が上手かったわけではないという大観。しかし一度みたら忘れないインパクトとその革新性!琳派から影響を受けたという屏風絵は、色彩がサイケデリックで南国のジャングルのような印象に。

今回のおすすめミュージアムグッズ

生々流転トランプ

横山大観の日本一長〜い絵巻《生々流転》が、なんとトランプに!52枚のカードを並べると《生々流転》のミニチュア版が出来上がるという寸法です。

 

Information

東京国立近代美術館
生誕150年 横山大観展

2018年5月27日(日)まで

開館時間 10:00〜17:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
観覧料 一般:1500円(1300円)
大学生:1100円(900円)
高校生:600円(400円)
※( )は20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方と
 その付添者(1名)無料
 入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、
 障がい者手帳等提示
場所 東京都千代田区北の丸公園3-1
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

東京国立近代美術館工芸館
工芸館開館40周年記念 名工の明治

2018年5月27日(日)まで

開館時間 10:00〜17:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
料金 一般:250円(200円)
大学生:130円(60円)
※( )は20名以上の団体料金
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、
 障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)無料
 入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、
 障害者手帳提示
※無料観覧日:5月18日(金)国際博物館の日
場所 東京都千代田区北の丸公園1-1
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
 

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