2018年5月1日 放送
#267 | 横浜美術館「ヌード NUDE」展 |





裸体表現でたどる西洋の世界観
今回は、横浜美術館で開催中の「ヌード NUDE−英国テート・コレクションより」へ!その名の通り、テーマは「ヌード」。イギリスの国立美術館であるテートから、絵画・彫刻・写真などおよそ130点の"裸"の傑作が一堂に会するユニークな企画展です。
中でも注目は、ロダンの大理石彫刻《接吻》。世界にわずか3体しかない、かの有名な作品が日本初公開なのです。その重さ、なんと3トン超!やっぱり実際に見ると大迫力!運搬が困難なことからも、もう2度と来ることはないのでは…とまで言われる貴重な機会です。
さらに、マティス、ピカソ、ドガなど、巨匠たちの裸体表現の傑作も。古来から、人はなぜを「裸体」をテーマにするのか?生命讃歌、肉体美の称賛、エロティシズム…それぞれの作品表現には、一体どんな思いが…?19世紀後半から現代まで、西洋美術の200年にわたる「ヌード」の変遷をぶらぶら流に紐解きます。
また、横浜美術館のおとなり、この4月に本物の動物と触れ合える施設にリニューアルしたばかりの「オービィ横浜」もご紹介。カピバラやイグアナ、フクロウなど、かわいい動物と触れ合える楽しい体験をお届けします。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

ギリシャ神話からキリスト教の中世、そしてルネサンス。神話表現でしか許されていなかったヌードが人間個人に焦点を当て始めたのが、マネが率いる印象派からのようです。ネイキッドとヌード、同じ概念に二つの言葉を持つ西洋ですが、そこに身体を受け入れるまでの長い歴史が物語られているようにも感じました。
ミントキャンディ
ロダンの《接吻》がミントキャンディに!?そのココロは…「キスの前のお口を爽やかなミントの香りに」なんだとか。名産地である北海道・北見のハッカが使われたさわやかなキャンディです。

Information
横浜美術館
ヌードNUDE ―英国テート・コレクションより
2018年6月24日(日)まで
開館時間 | 10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで ※2018年5月11日(金)、6月8日(金)は、20:30まで |
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休館日 | 木曜日、5月7日(月) ※ただし5月3日(木・祝)は開館 |
拝観料 | 一般:1600円(1500円) 大学・専門学校生:1200円(1100円) 中学・高校生:600円(500円) 65歳以上:1500円(要証明書、美術館券売所でのみ対応) ※小学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 (会場でのみ販売、要事前予約) ※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料 ※観覧当日に限り本展の観覧券で 「横浜美術館コレクション展」も観覧可 |
場所 | 横浜市西区みなとみらい3-4-1 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |



オービィ横浜
営業時間 | 月〜木曜日 9:00〜21:00(最終入館 20:00) 金〜日曜日・祝・祝前日 9:00〜22:00 (最終入館 21:00) ※一部のエキシビションは営業時間が異なります。 |
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休館日 | 不定休 ※マークイズみなとみらいの施設点検に併せ 休館日が年1回程度あり |
入館料 | 大人:800円 中学・高校生:500円 小学生:300円 幼稚園・保育園:無料 60歳以上:300円 パスポート(入館料+フリーパス) 大人:2200円(1400円) 中学・高校生:1800円(700円) 小学生:1500円(700円) 幼稚園・保育園:1200円(700円) 60歳以上:1700円(1400円) ※( )は各種障がい者手帳・療育手帳を ご提示のご本人様と、ご同伴者1名の料金 ※10名以上の団体料金あり。詳しくはお問合せ |
場所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 |
電話 | 045-319-6543 |


