2018年2月9日 放送
#258 | 東京国立博物館「仁和寺と御室派のみほとけ」 |





知られざる「御室派」の秘仏が一堂に
今回は、上野の東京国立博物館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ」展へ。真言宗御室派の総本山である仁和寺と、全国の御室派寺院から、貴重な仏画や仏像など集結!国宝24点、重要文化財75点もが一堂に会する豪華な企画展です。
展覧会の目玉その1は、弘法大師・空海の貴重な書、国宝「三十帖冊子」の修理後初の全帖公開!仏法を伝えたいという空海の執念が感じられる美しい文字に、ぶら美メンバーも感嘆。
展覧会の目玉その2は、修行道場のため一般には非公開の仁和寺・観音堂の再現展示。観音堂に実際に安置されている三十三体の仏像に加え壁画までが再現された圧巻・大迫力の空間を体感!
展覧会の目玉その3は、全国の御室派寺院から集まった「秘仏」。普段は何十年ごとにしか公開されない秘仏が展覧会の期間、8体も拝見できるのです。中でも、東京国立博物館の学芸員も「初めて見た!」と言う徳島・雲辺寺の「千手観音菩薩坐像」は必見!仏師が仏像の胎内に書いた「目」の謎をひも解きます。一生かかってもコンプリートが難しい仏像が一堂に。貴重な仏像鑑賞のぶらぶら、ご一緒に!

※クリックすると、大きな画像が開きます。

京都で訪れた仁和寺の、普段は入れない修行の場、観音堂の再現が圧巻です。仏像三十三体は、観音菩薩が人々を救う時に変身する33のお姿。また空海の真筆と対面でき、細かな美しい文字を見ていると、その真摯な気持ちが伝わってきました。
ぐい呑
今回の展覧会は空海の真筆、国宝「三十帖冊子」をモチーフにしたグッズが豊富。中でも注目なのは、空海の文字が印字された「ぐい呑」です。美しい文字を手のひらサイズで楽しめます。

Information
東京国立博物館
特別展「仁和寺と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝ー」
2018年3月11日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:00 ※金曜、土曜日は21:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 月曜日 ※ただし2月12日(月・休)は開館、2月13日(火)は休館 |
観覧料 | 一般:1600円(1300円) 大学生:1200円(900円) 高校生:900円(600円) ※中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※障がい者とその介護者1名無料 入館の際に障がい者手帳など提示 |
場所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |


