2018年2月2日 放送
#257 | 大航海時代の好奇心と情熱「ルドルフ2世の驚異の世界展」 |





史上最強のオタク!?ルドルフ2世の人生
今回は、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ルドルフ2世の驚異の世界展」へ!
プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世は、稀代のコレクターでもありました。大航海時代の到来に伴い、世界各地から集まってきた珍しい作品、動物、工芸品などの蒐集に情熱を燃やし、そのコレクション数は、"欧州最大級"とまで言われました。
今回、そんな皇帝が実際に愛した芸術家の作品や、工芸品などを集めてコレクションを再構築。“現代にルドルフ・コレクションを蘇らせよう”というユニークな展覧会です。
注目は、果物や野菜、魚などのモチーフを組み合わせた珍奇な肖像画で有名なアルチンボルドが描いた皇帝の肖像画。およそ63種もの花や野菜で構成されたこの肖像画は、一見、奇怪で怪物のようにも見えますが、描かれた本人は、大喜びしたんだそう。そこには、アルチンボルドの究極の処世術も…?他にもヤン・ブリューゲルの傑作や、当時の最先端の科学技術で作られた「からくり時計」など、見どころいっぱい!
森羅万象、あらゆるものを手に入れようとした皇帝のロマンと功績、そして波乱の人生をたどります。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

山田さん曰く、イギリスとフランス以外はヨーロッパのすべてを手中におさめていたという神聖ローマ帝国皇帝、ルドルフ2世。宮殿をウィーンからプラハに移したということで、プラハが世界的に名高い芸術の都になったことも納得できました。錬金術師達の店が、かつて軒を連ねた通りもあるそうで、訪れてみたい街です。
ドードートートバッグ
現在は絶滅し幻の鳥と言われるドードーをモチーフにしたトートバッグ。希少生物の収集にも力を入れていたルドルフ2世。宮廷には動物園があり、ドードーもいたかもと言われているんですよ。

Information
Bunkamuraザ・ミュージアム
神聖ローマ帝国皇帝
ルドルフ2世の驚異の世界展
2018年3月11日(日)まで
開館時間 | 10:00−18:00(入館は17:30まで) ※毎週金曜・土曜は21:00まで開館(入館は20:30まで) |
---|---|
休館日 | 2月13日(火) |
観覧料 | 一般:1600円(1400円) 大学・高校生:1000円(800円) 中学・小学生:700円(500円) ※20名以上の団体料金。 要電話予約(Bunkamura:03-3477-9413) ※障がい者手帳のご提示で割引料金あり。 詳細は窓口でお尋ねください |
場所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 |
電話 | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |


