放送内容

2017年12月08日 放送

 
#254

国立西洋美術館「北斎とジャポニスム展」〜ドガにゴッホにセザンヌも!世界に衝撃を与えた天才・葛飾北斎〜

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北斎がいたからこそ、生まれた芸術が

世界遺産・国立西洋美術館で開催中、話題の「北斎とジャポニスム展」へ!幕末の天才浮世絵師・葛飾北斎と、その作品から影響を受けた西洋の巨匠の作品がなんと300点以上も集まった、豪華な展覧会です。
19世紀後半、ヨーロッパの人々の目に触れた北斎作品。西洋にはそれまでなかった世界観で芸術家たちに大きな衝撃を与え、やがては広く人々を魅了しました。
その表現にインスパイアされ、多くを学んだ芸術家たちは、絵画や彫刻、工芸や音楽などの分野で、新たな作品を次々に生み出します。彼らが北斎の中に見出し、「ジャポニスム」として昇華させたもの…それは、作風や意匠にとどまらず、ものの見方や考え方にまで及ぶことが、この企画展から見えてきます。
印象派・モネをはじめ、それ以降のゴッホ、ドガ、セザンヌ、そしてガラス作品で知られるエミール・ガレらアール・ヌーヴォーの作品群と、それらに影響を与えた北斎作品とを比べて観れば、北斎の類まれな魅力と歴史的な価値がよーくわかりますよ。


※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

和モダンを彷彿させるおしゃれな展示室に並んだ北斎の作品と、そこから影響をうけた洋画家との対比に興味をそそられました。セザンヌやモネの一つの主題を連作するというのも、ラフな体勢も、印象派を屋外の写生に誘い出したのも、全て北斎の影響、と知りました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

富士山ミニチュアクランチチョコレート

北斎が好んで描いた富士山がクランチチョコレートになってミュージアムショップに登場。抹茶味のホワイトチョコとミルクチョコの2種類の詰め合わせ。標高3776メートルの18万分の1の大きさなんだとか。

 

Information

国立西洋美術館
北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃

2018年1月28日(日)まで

開館時間 9:30〜17:30
※毎週金曜、土曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
※1月8日(月)は開館
※2017年12月28日(木)〜2018年1月1日(月)、
 1月9日(火)は休館
観覧料 一般:1600円(1400円)
大学生:1200円(1000円)
高校生:800円(600円)
※中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
※2018年1月2日(火)〜8日(月)は高校生無料
※心身に障がいのある方および付添者1名は無料(要証明)
場所 東京都台東区上野公園7-7
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
 

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