2017年5月5日 放送
#239 | アール・ヌーヴォーの寵児「ミュシャ展」〜晩年を捧げた幻の超大作「スラヴ叙事詩」奇跡の初来日!〜 |





ミュシャが描いた祖国への思い
今回は六本木、開業10周年を迎えた東京ミッドタウンからスタート!まずは、期間限定で公開中の巨大モニュメント「江戸富士」を見学します。手掛けたのは、国内外で活躍する“プラントハンター”西畠清順氏。この「江戸富士」のためにクリエイティブ集団・ライゾマティクスが制作した美しい映像も合わせて、本物の富士山へ思いを馳せます。
そして一行は、国立新美術館「ミュシャ展」へ。19世紀末、アール・ヌーヴォー全盛のパリで、時代の寵児として活躍したアルフォンス・ミュシャ。彼が晩年、16年もの年月をかけて描いた大作シリーズ「スラヴ叙事詩」全20点が、ミュシャの祖国・チェコ以外で初めて公開されています。大きな物で横幅8メートルもある巨大な油彩画に描かれているのは、祖国と、同胞のスラヴ民族たちが辿った、苦難と栄光の歴史の物語。そこから見えてくるミュシャのもう1つの素顔とは?
日本では恐らく、最初で最後の機会とも言われる奇跡の展覧会。幻の名画は必見です!

※クリックすると、大きな画像が開きます。

スラヴ叙事詩の前に立っていると、光の中に誘い込まれるような錯覚に陥ります。オレンジと青、所々に使われている色が妙に気になったり、いても立ってもいられなくなる。つまり絵の中にしか逃げ場所がなくなるのだと思います。久しぶりに真に魅了される作品群に出会いました。
Information
国立新美術館
ミュシャ展
2017年6月5日(月)まで
開館時間 | 10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで) ※金曜日は20:00まで開館 |
---|---|
休館日 | 毎週火曜日 |
料金 | 一般: 1600円(1400円) 大学生: 1200円(1000円) 高校生: 800円(600円) ※()内は、20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料 ※障がい者とその付き添いの方1名は無料 |
場所 | 東京都港区六本木7-22-2 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |


東京ミッドタウン
10周年記念イベント 江戸富士(EDO-FUJI)
2017年5月28日(日)まで
時間 | 11:00〜21:00 |
---|---|
料金 | 無料 |
場所 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・ガーデン芝生広場 |
電話 | 03-3475-3100 |
