2017年2月10日 放送
#232 | 静嘉堂文庫美術館 「超・日本刀入門」展〜国宝「包永」から信長・秀吉の名刀まで!〜 |





これを見れば立派な日本刀通に!?
ここ数年、沸き立つ「刀剣ブーム」。でも実際どうやって見たら良いの?という方のために、今回は静嘉堂文庫美術館で開催中の「超・日本刀入門」展へ!三菱財閥2代目当主の岩崎弥之助氏と息子・小弥太氏が集めた刀剣コレクションから、国宝1点、重要文化財8点が揃い踏みした豪華な企画展です。
日本刀を楽しむ鑑賞ポイントは、「姿」・「刃文」・「鍛え肌」。これを読み解くことができれば「刀が生まれた時代や地域」、「刀工のこだわり」、「合戦の仕方の違い」、「来歴」などなど、刀の向こうに広がる時空を越えたメッセージが見えてきます。
もちろん、技巧の限りを尽くした「鉄の芸術品」としての美しさも堪能!国宝「手搔包永太刀」など、刀剣ファンにはたまらない歴史的名刀に、秀吉から直江兼続に渡った「後家兼光」、信長好みが色濃い、滝川一益に与えられた太刀など、戦国武将の名刀も登場します。一見、難解そうな日本刀の世界を、ぶらぶら流に楽しく解説します。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

「入門」の名にふさわしく、刀だけに集中した異色の展覧会でした!姿、刃文、そして鍛え肌。刀が何度も折り返され、補強される段階で現れる木目のような文様。鍛え肌が見えると、刀を観る時の感動が違います。
刀剣手ぬぐい
手ぬぐい専門店「かまわぬ」とのコラボグッズ。織田信長が滝川一益に与えた重要文化財の太刀の柄と透し鐔柄の2種類です。壁に飾ってもオシャレですね。

Information
静嘉堂文庫美術館
超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る〜
2017年3月20日(月・祝)まで
開館時間 | 10:00〜16:30 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 毎週月曜日(※ただし、3月20日は開館) |
入館料 | 一般: 1000円(800円) 大学生・高校生: 700円(500円) 中学生以下: 無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※リピーター割引:会期中に本展示の入館券ご提示で2回目以降は200円引き |
場所 | 東京都世田谷区岡本2-23-1 |
電話 | 03-5777-8600 |

