2017年2月3日 放送
#231 | パナソニック汐留ミュージアム「マティスとルオー展」〜モロー門下のフランス近代絵画の巨匠たち、高め合った友情〜 |





マティスとルオー、2人の知られざる友情
今回のぶらぶらは、銀座からスタート。1919年にオープン、現存する日本最古の画廊とされる資生堂ギャラリーへ。ここでは今<世界が尊敬する日本人100人>にも選ばれたアーティスト・吉岡徳仁さんの展覧会が開催されています。なんとご本人が登場!4000本の虹の光線が生み出す不思議な空間で、制作秘話なども伺いながら、新作の魅力をたっぷり紹介。
続いてはパナソニック汐留ミュージアムの「マティスとルオー展」へ。「色彩の魔術師 アンリ・マティス」と「20世紀最大のフランス人宗教画家 ジョルジュ・ルオー」。全く異なる画風の2人は、美術学校でギュスターヴ・モローのもと共に学んだ同級生。そして実は、その後およそ50年に渡って手紙を交わし続け、深い友情を育んでいたのです。今回は、2人が交わした手紙を交えて、学生時代の初々しい作品からそれぞれの個性が確立されていく過程、そして、晩年に辿りついた境地、世界初公開の作品などを辿ります。名作と手紙とで、巨匠たちの厚い友情と彼らが生きた時代に迫ります。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

資生堂ギャラリーで見た、吉岡徳仁さんのプリズムを使った作品は、太陽光の恵みを改めて実感させてくれる癒しの空間でした。モローも光の表現が印象的な画家ですが、教え子のマティスとルオーそれぞれに与えた、「単純化」と「宗教回帰」という予言は、まさに的中しています。
レターセット
マティスの『ジャズ』シリーズがプリントされた便箋と封筒がセットに。深い友情で結ばれたマティスとルオーにならって、友達に手紙を送ってみるのはいかが?久しぶりにメールではなく手書きの手紙、いいですよね。

Information
パナソニック汐留ミュージアム
マティスとルオー展
―手紙が明かす二人の秘密―
2017年3月26日(日)まで
開館時間 | 10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで |
---|---|
休館日 | 1月18日、25日/ 2月1日、8日、15日 |
入館料 | 大人: 1000円(1080円) 65歳以上: 900円 大学生: 700円 中・高校生: 500円 小学生以下: 無料 ※20名以上の団体は各100円引き ※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能 |
場所 | 東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4階 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |



資生堂ギャラリー
吉岡徳仁 スペクトループリズムから放たれる虹の光線
2017年3月26日(日)まで
開館時間 | 火〜土曜日 11:00〜19:00 日曜・祝祭日 11:00〜18:00 |
---|---|
休館日 | 毎週月曜日 ※月曜日が祝祭日にあたる場合も休館 |
入館料 | 無料 |
場所 | 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階 |
電話 | 03-3572-3901 |

