2016年12月2日 初回放送
#226 | ドイツ・ルネサンスの巨匠「クラーナハ展」〜世界遺産で体感!500年の時空を超える“誘惑”とエロス〜 |





時代を先取り!!蟲惑的な世界
今年7月、ユネスコの世界文化遺産に登録されたばかりの国立西洋美術館へ!東京23区内初の世界遺産とあって今や大注目!常設展の入場者数が急増、建物をバックに記念撮影をする人も後を絶たないそう。
そんな“西美(セイビ)”では、今年度最重要とも言われる「クラーナハ展」を現在開催中。16世紀ドイツ・ルネサンスの巨匠ルカス・クラーナハは、教科書に登場するマルティン・ルターの肖像画を描いた画家として知られています。でも、彼の真骨頂はなんと言っても独特の魅力を放つ女性像。アンバランスで官能的な肉体や、冷たい眼差しを持つ彼女たちの微笑は、あのピカソをも魅了、500年経った現在も観る者を誘惑します。
宮廷画家として名を馳せたクラーナハ。宗教改革の功労者でもありながら、なぜエロティシズムに満ちた女性像を描き続けたのか? 代表作の数々から、画家クラーナハの生涯と魅力とに迫る日本初の大回顧展です。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

クラーナハが描いたルターの絵は、妻のカタリナと対で描かれることにより、「聖職者の結婚」を宣伝するという役目があったと知りました。また、神話を描くことが流行っていたルネサンスという時期と、「偶像崇拝をしない」プロテスタントの姿勢が重なったことが、クラーナハのような先駆的な画家を生むきっかけとなったように感じました。
シュタイフ社クラーナハ展限定 コスチュームテディベア
クラーナハが生まれ育ったドイツで1880年に創業したシュタイフ社とのコラボ。「ホロフェルネスの首を持つ ユディト」の衣装を着たテディベアです。

Information
国立西洋美術館
クラーナハ展―500年後の誘惑
2017年1月15日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:30 ※金曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 月曜日 ※2017年1月2日(月)、1月9日(月)は開館 ※2016年12月28日(水)〜2017年1月1日(日)、1月10日(火)は休館 |
観覧料(税込) | 一般: 1600円(1400円) 大学生: 1200円(1000円) 高校生: 800円(600円) ※()は20名以上の団体料金 ※中学生以下無料 ※心身に障がいのある方および付添者1名は無料 入館の際に障害者手帳をご提示ください |
場所 | 東京都台東区上野公園7-7 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |



国立西洋美術館
常設展
開館時間 | 9:30〜17:30 ※秋の企画展閉会日以降の開館日から春の企画展開催日までの開館期間中は17:00閉館 ※毎週金曜日:9:30〜20:00 ※毎週土曜日:9:30〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 毎週月曜日 ※月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌日の火曜日が休館 ※年末年始(12月28日〜翌年1月1日) |
常設展観覧料 | 一般:430円(220円) 大学生:130円(70円) ※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、心身に障がいのある方及び付添者1名は無料 入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳をご提示ください ※2017年3月までの土曜日の夜間開館時(17:00〜20:00)の常設展の観覧料は無料 ※毎月の第2、第4土曜日、文化の日(11月3日)は常設展のみ無料 |
場所 | 東京都台東区上野公園7-7 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |

