放送内容

2016年11月4日放送

 
#223

東京国立博物館「禅〜心をかたちに」〜雪舟・一休・白隠・等伯 禅の
お宝大集結!〜

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禅の真髄が分かっちゃう!…かも?

今回は東京国立博物館、春と秋だけ期間限定で特別公開される敷地内の日本庭園からスタート。かつて寛永寺の本坊があった現在の東博、この庭園はその本坊の名残で、池を中心に5棟の名茶室が点在しています。これからの季節はのんびりと紅葉を楽しめる隠れた名所なのです。
そして、東博・平成館で開催中の特別展「禅―心をかたちに―」へ。この展覧会は、臨済宗の宗祖、臨済義玄禅師1150年遠諱、白隠慧鶴禅師250年遠諱を記念して開催。禅の名宝、約300点が東博に集結しています。なんだか難しそうな「禅」の世界、でも、「東博オールスターズ」4人の研究員がわかりやすく解説!名品、名作を通して、どんどん「禅」の真髄に近づいていきますよ。
禅の初祖、達磨大師を描いた水墨画、名僧の坐像や仏像、国宝「油滴天目」などの茶道具、さらに禅宗寺院を飾る長谷川等伯や狩野探幽などの障壁画…教科書で見た名作、お宝が続々登場します。

今回のpick up! 達磨像 富士大名列図 蘭渓道隆坐像 唐物肩衝茶入 銘「新田肩衝」

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

修行をして悟りに至っても、この世は同じように水が流れ、花が咲く。武将もスティーブ・ジョブスも愛した、無駄をきらい、用の美に重きを置くという考え。やはり禅はシンプルで、解説を聞いていても清々しいです。臨済宗だけでなく、曹洞宗や黄檗宗も禅宗に含まれるとのことで、それぞれの宗派の違いにも興味がわきました。

 

Information

東京国立博物館 平成館
臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念
特別展「禅―心をかたちに―」

2016年11月27日(月) まで

開館時間 9:30〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
※毎週金曜日と11月5日(土)は20:00まで開館
休館日 月曜日
観覧料(税込) 一般: 1600円(1300円)
大学生: 1200円(900円)
高校生: 900円(600円)
※()は20名以上の団体料金
※中学生以下無料
※ 障がい者とその介護者一名無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください
場所 東京都台東区上野公園13‐9
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

東京国立博物館
秋の庭園開放

2016年12月4日(日)まで

時間 10:00〜16:00
料金 入館料のみでご覧いただけます
注意事項 荒天時は庭園開放は中止となり、その翌日も庭園の状態により中止する場合あり
庭園開放中止の場合は、正門の掲示でお知らせします
場所 東京都台東区上野公園13‐9
 

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